2013年05月20日

北朝鮮が新手の拉致、あるいは海賊を始めた。しかも中国に対して。

5日、中国漁船が黄海で北朝鮮の警備艇に拿捕された。中国のメディアによれば、拿捕された漁船には16人の中国人が働いていた。

しかも、拿捕された漁船の船主に依れば、拿捕されたのは中国側の領海内だったという。そこで休憩していたところを襲われた。

それに対して北朝鮮側は、北朝鮮の領海に入ったところを拿捕したのだと主張している。

そしてここからが北朝鮮らしさなのだが、北朝鮮は船主に対し、60万元(約1000万円)を支払わなければ、船を没収すると伝えたことだ。早い話が、中国人を拉致して身代金を要求してきたわけだ。少なくとも中国側はそう見た。

しかも当初は120万元を要求していたという。それが60万元に値下げされた。ちょっとふっかけすぎたかな、と思ったのかもしれない。

すぐに中国側は、在北朝鮮の中国大使館を通して、北朝鮮外務省に大使、船員の早期開放と漁船の返還を求めた。

しかもこの手の事件、つまり北朝鮮が中国漁船を拿捕するという事件が度重なっているという。例えば2012年の5月にも黄海で3隻の中国漁船が拿捕されている。

また、今年2013年に入ってからも中朝国境に接する同省丹東市だけでも3隻の中国漁船が拿捕され、そのうち2隻は金を要求された。

新手の外貨獲得方法を思いついたのか。しかし相手は中国だ。このことについて、上海の同済大学の崔志鷹氏は言う。

「中朝両国の意識形態が次第に友好関係から「通常の国家間関係」に変化したことで、中国においてこのような事件にかんする報道が増加した。対話による解決を望む中国も、北朝鮮の出方次第では強硬な立場を取りうる可能性がある」

ある船主はこの度の金額は高いと言う。

「10万元や(約167万円)や20万元(約334万円)を要求された場合、船主は運が悪かったとあきらめ、支払っているが、これは北朝鮮側が越境して中国漁船を拿捕し、利益を得ようとすることにつながる。心理的に受け入れられないことだ」

北朝鮮はどれだけ八方ふさがりで追い詰められているのか。数少ない友好国で有り、最も大きな後ろ盾となってきた中国を相手に、拉致や海賊まがいの行為を行い始めた事は、注目に値する。



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