2013年05月17日

バービー人形が性差別と抗議されるドイツ

ところで知らなかったのだが、あのバービー人形には本名があった。

本名はバーバラ・ミリセント・ロバーツ(Barbara Millicent Roberts)なのだそうだ。年齢は思ったより若く17歳だ。職業はファッションモデル(だろうね)。姉妹がおり、恋人は公になっていて、ケンという。

バービー人形のバーバラという名は、販売元であるマテル社の創業者であるポーランド系ユダヤ人のルース・ハンドラー氏の娘のバーバラに由来しているようだ。

このルース・ハンドラー氏がスイスに旅行すると、リリというセクシーな人形があった。これを娘のバーバラへの土産として購入したのだが、これがバービー人形の原型となった。

これまた知らなかったのだが、バービー人形の初期の製品は日本製だった。当時は日本の人件費が格段に安かったためだ。また、日本では繊維産業も盛んなころだったため、バービー人形の衣装もまとめて発注することでコストを抑えられた。

さて、自分の為の予備知識として前置きが長くなってしまった。

16日、ドイツの首都ベルリンの中心部でバービー人形の家「バービー・ドリームハウス」がオープンされた。フロリダ州に次ぐ2番目のバービー・ドリームハウスになるという。

バービー・ドリームハウスは、当然バービーが暮らす家を再現したものだが、中ではバービーの衣装を着て楽しんだり、ピンク色のピアノを弾いてみたりすることができるらしい。

約2500平方メートルの敷地に建つ、かなり立派な豪邸だ。この施設は8月25日まで公開されている。

その後は解体され、欧州各地で公開される予定だ。

と、施設の前で炎が上がった。十字架に縛られたバービー人形が燃えているのだ。また、プラカードが掲げられた。そこには次の様に書かれていた。

「親愛なるバービーへ、カップケーキを焼くだけでなく、食べなさい」

大人げない抗議運動だが、実際に大人達がやっている。彼らは、性差別に抗議しているのだ。

彼らの言い分はこうだ。

バービーはスタイル抜群で容姿端麗、衣装も贅沢だ。こんなものを再現されたら、子供達が容姿ばかり気にするようになってしまうではないか。また、バービーの暮らしぶりは、美の追究と家事に専念することが女性のあり方だと刷り込んでいるようで、よろしくない。

だから、女性差別や物質主義なのだという。独シュピーゲル誌にはこう書かれた。

「料理をしたり、おしゃれをしたり、歌ったりするイメージを、まるでそれが満ち足りた人生を送る方法であるかのように提示している。紋切り型の(女性の)ロールモデルを表現している」

なるほど、そういうとらえ方もあるのか。

抗議はFacebook上にも登場した。

「オキュパイ・バービー・ドリームハウス」

というページが登場し、1700人以上が「いいね!」とした。下らない(おっと、失礼。つい呟いてしまった)。

さて、実際にバービー・ドリームハウスを訪れた女の子達には大変好評で、楽しんでいるようだが、これは親がおおらかでないとできない。

バービー・ドリームハウスは、このあと、欧州を無事に巡業できるだろうか。

ちなみに、ルパン三世の館、など再現したら、「泥棒を生業にして暮らすことを奨励するのか!」と抗議されるのだろうなぁ。



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