2014年05月06日

米南部沖の沈没船から1億円超の金の延べ棒。金融恐慌の原因説まで浮上

5月5日、米メディアが報じたところによれば、米南部サウスカロライナ州沖の大西洋に沈没した船から時価約130万ドル(約1億3千万円)相当の金の延べ棒や金貨が発見された。

発見された金は合計約30キロもあり、船は1857年に沈没した「セントラルアメリカ号」だと言う。

発見されたのは4月で、海底探査を行う米企業の「オデッセイ海洋探査」が深海2200メートルに沈没していたセントラルアメリカ号から金の延べ棒5本と金貨2枚を発見した。

セントラルアメリカ号は銀行から発送された金を、カリフォルニア州サンフランシスコからニューヨークに運ぶ途中でハリケーンに遭い、沈没した。

セントラルアメリカ号には、まだ発見されていない大量の金が積まれているとされており、その量の多さから、同船の沈没が1857年に米国で起きた金融恐慌の原因だとの説もあるくらいだ。

当時、ニューヨークの銀行の多くが、苦しい資金繰りを乗り越えるためにこれらの金を必要としていたためだ。

しかし金が届かず、銀行の経営破綻が相次いだ。

実はセントラルアメリカ号が沈没していることは分かっていたのだが、法的な問題で20年以上放置されていたのだという。

それがこの3月にオハイオ州の裁判所から許可が出たため、オデッセイ海洋探査社が探査を再開していた。

同社は潜水艇を使い、2時間にわたる調査を行った。



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