2014年02月12日

マイケルジャクソンの死がファンに精神的苦痛を与えたとフランス裁判所が賠償命令

2月11日、フランス・オルレアンの裁判所が、米歌手のマイケルジャクソン氏の死によって精神的苦痛を与えられたとする5人のファンからの主張を認めて、マイケルジャクソン氏の元専属医だったコンラッド・マーレー氏にこの5人のファンに賠償金を支払う判決を言い渡した。

といっても賠償金額は1人に対し1ユーロ(約140円)だ。

元専属医のコンラッド・マーレー氏は、マイケルジャクソン氏に対して麻酔薬などを多量に投与して死亡させたとされ、過失致死罪で有罪となり、約2年間服役していた。しかし昨年の10月に出所していた。

この度、裁判に訴えていた5人のファンは、2人がフランス人、2人がスイス人、1人がベルギー人で、いずれもフランスを拠点とするファンクラブの会員だった。

判決で下された1ユーロの賠償金は、あくまで象徴的なものとされている。そのため、実際に支払いを求めることは無さそうだ。

これについて原告の弁護士は語る。

「私が知る限り、スター歌手の死に対するファンの精神的苦痛が認められたのは世界初だ。1ユーロの賠償金は勝訴の象徴的なものだ」(産経ニュース:2014/0/12)

ファンは実際の賠償金を請求する代わりに、米ロサンゼルスにあるマイケルジャクソン氏の墓をお参りしたいと希望している。この墓は、一般人の立ち入りは制限されている。

なお、裁判には被告人も代理人も出席していなかったため、判決内容は外交伝書使を通じてコンラッド・マーレー氏に伝えられるらしい。



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