2014年02月12日

銃殺されたキリンを子供達の前で解体ショー(動画更新しました)

2月9日、デンマークの首都コペンハーゲンの動物園で、キリンを銃殺して来園していた家族達の前で解体ショーが行われた。

解体したキリンの肉は、同じ動物園のライオンの餌となった。これは、動物園側が、「もったいない」と判断したためだ。

動物園が僅か1歳半のキリン「マリウス」を殺処分とした理由は、園内のキリンが8頭に増えたため、近親交配を避けるためだったという。

この行為に、動物愛護団体や英米のメディアが猛反発した。

キリンの「マリウス」が殺処分されることは、事前に動物園側から発表があったため、その直後からデンマークの動物愛護団体がネット上で殺処分中止の署名運動を始めていた。約2万7千人の署名が集まったが、無駄になった。

また、欧米の他の動物園や資産家たちからも、キリンを引き取るから殺すな、という申し出があったが、動物園側は、自分たちより環境が悪くなるとして拒否していた。

しかし「欧州動物園水族館協会」では、種の健全な保存のためには、近親交配を避けるために殺処分することを認めている。

この殺処分の様子は、英米のテレビでも放映された。また、YouTubeでも配信された。その中で、インタビュアーが動物園の責任者にくってかかる様子も映された。

「なぜ殺す必要があったのか。ライオンが肉を食う残虐な場面を子供になぜ見せるのか」(読売新聞:2014/2/12)

動物愛護団体からは、健康なキリンが殺され解体されライオンの餌にする状況を「残酷だ」と批判が殺到し、動物園の職員が殺害の脅迫を受ける事態にまでなった。

キリンの「マリウス」は殺処分される朝、好物のライ麦パンを最後の朝食として与えられている。

動物園側は、子供達の前でキリンを解体したのは、動物の体の仕組みを理解してもらうためだという。また、体の一部は研究にも使われるらしい。

実はこうした動物園での殺処分自体はめずらしくはない。問題は、子供達の前で、解体ショーを行う必要があったかどうかに移るかもしれない。

このことについて動物園側は、

「(普通の)キリンの写真を見るだけでは分からない体の構造を子供たちに見せることができ、誇りに思っている」(産経ニュース:2014/2/11)

と語っている。

以下、解体ショーの動画を割り付けましたが、気の弱い人はご注意下さい。






posted by しげまる | Comment(0) | TrackBack(0) | ニュース | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
この記事へのコメント
コメントを書く
お名前:

メールアドレス:

ホームページアドレス:

コメント:


この記事へのトラックバック
×

この広告は90日以上新しい記事の投稿がないブログに表示されております。