2014年01月27日

中国の人権活動家である胡佳(フージア)氏が拘束される

26日の夕、北京で中国の著名な人権活動家である胡佳(フージア)氏40歳が、公安当局に拘束されたようだ。

胡佳氏は中国版Twitterである「微博」に書き込みをしていた。

「もうすぐ連行される。もし24時間情報がなければ、弁護士に連絡してほしい」

そしてその後、連絡月か無くなったという。書き込みでは他にも、胡佳氏の元に警官がやってきて、「騒乱挑発の容疑で連行する」と言ったとしていた。

胡氏は「新公民運動」の提唱者であり、その内容は中国憲法(有ったんだ)を根拠に人権擁護を訴えていた。

また胡氏は、人権活動家である許志永氏40歳を支援していた。許志永氏は26日に懲役4年の実刑判決を受けている。

もう一人イリハム・トフティ氏も支持していた。イリハム・トフティ氏はウィグル人擁護の発言を繰り返していたことでやはり拘束されている。このことは先日以下の記事に投稿した。

『北京のウィグル族学者逮捕される。ウイグル族擁護の言論封じか』(2014/01/16)
http://newsyomaneba.seesaa.net/article/385342375.html

つまり、胡氏が拘束された理由は、これら人権擁護者やウイグル人擁護者を支持する活動をしていたことだと考えられる。

胡氏は2008年4月にも国家転覆扇動罪として懲役3年6ヶ月の判決を受けて服役したことがある。このときは胡氏が中国国内のエイズ患者の現状を外国メディアに伝えたことが理由だった。

しかしこの活動は、欧州議会では「サハロフ賞」という人権賞を受賞することになった。

そして胡佳氏は、2011年6月に釈放されていたのだった。




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