2014年01月18日

ロシア南部ダゲスタン共和国でテロ。聖火リレーのコース縮小。大丈夫かソチ五輪

17日、ロシア南部のダゲスタン共和国の首都マハチカラでテロと思われる爆発事件が起きた。ダゲスタン共和国のマハチカラはソチの東約600キロに位置する。

まずレストラン2階に小型の迫撃砲弾が発射されて爆発。続いてレストラン前に止まっていた車が爆発した。

この爆発で警察官を含む16人が負傷。

このダゲスタン共和国は、ソチ五輪を妨害してやる、と宣言したイスラム過激派の活動拠点だという。

そのため、ロシア治安当局は、地元の過激派グループ間での抗争が背景にあるのではないかと見ているらしい。

なお、2度目の車の爆発は、一度目の爆発から15分後に丁度警察官が駆けつけたタイミングだったので警察官を狙った可能性もある。

ダゲスタン共和国ではこれまでもロシア治安当局による武装勢力の掃討作戦が続いているが、このように警備が強化されているはずの状況で爆発が起きてしまっている。

これでは危険だということで、ソチ五輪の聖火リレーのコースが変更される計画だ。当初、今月下旬にはダゲスタン共和国で聖火リレーが予定されていた。270人が参加して名所を回るコースだったのだ。

しかしこのような状況であるため、マハチカラのサッカースタジアムの中だけでリレーを行う可能性が出てきた。

昨年12月27日にも、スタブロポリ地方(ソチの東約250キロ)のナリチクで自動車が爆発している。このときは3人が死亡した。

29日と30日にはボルゴグラードで自爆テロが起き、34人も死亡している。

このような状況が続いているため、1月17日にはプーチン大統領がテレビインタビューで答えている。

「五輪の参加者と観戦者の安全確保のため、あらゆる対策を講じる」

しかし対策を講じた上でテロが起きている。これでは、ソチ五輪に参加する選手も、観戦する人達も、取材するマスコミも、命がけでソチに向かうことになる。



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