2014年01月18日

喫煙の危険性が高まっている。たばこの製造法の変化が原因か

17日、米公衆衛生局は、最近のたばこが、以前よりも危険性を高めていることを発表した。

その危険性は、これまで言われてきた肺がんに留まらず、肝がん、失明、糖尿病、性的不能などが引き起こされるようになったのだという。

ボリス・ラッシュニアック米公衆衛生総監は言う。

「たばこの製造法、そしてたばこに含まれる化学物質は年月を経て変わってきた。こうした変化の一部は、肺がんリスクを高める要因かもしれない」

1964年(今から50年前)は、米国の喫煙率は42%だった。しかし現在では18%に減少している。

しかしたばこの危険性は高まっているという。最近のたばこ製造法は50年前とは異なり、これまでなかったほど強力な危険性が増加しているらしいのだ。

その結果、現在製造されているたばこが燃えると、なんと7000種類以上の化学物質による複合混合物が発生し、それらが多くの疾患を引き起こしてしまうという。

つまりは喫煙が、失明の原因となり得る加齢黄斑変性、糖尿病、結腸直腸癌、肝癌が喫煙で引き起こされることが専門家達の間で分かってきた。

まだある。結核、勃起不全、リウマチ性関節炎、免疫不全などだ。さらに母屋が喫煙していると、新生児の顔面裂、子宮外妊娠が引き起こされる可能性が高まるというから恐ろしい。

喫煙者だけではない。最近のたばこは副流煙に晒された人のリスクも高めている。脳卒中を起こす可能性があるというのだ。

米国では喫煙に関連するとみられている疾患で死亡する人が年間で約50万人いる。健康を損ねた人となると約1600万人だ。

米厚生省が17日に発表したところでは、これらの喫煙による疾患や死亡で失われた経済損失は毎年3千億ドル(約30兆円)だという。

これから新たに喫煙者が増加すれば、さらなる疾患、死亡者が増えるであろうと、米公衆衛生局は報告している。



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