2014年01月07日

米国、人が死ぬほどの記録的な大寒波。

6日、米国中西部が大寒波に襲われた。ミシガン州などでは平均気温が22度も下回ったという(どんだけ下がったんだ!)。

流石に尋常ではない寒さのため、学校も閉鎖が相次いだ。

この寒波は約20年ぶりだというから初めてでは無い。しかし平均を大きく下回るこの寒さで、イリノイ州シカゴでは氷点下24度を記録し、雪かきをしていた48歳の男性が心臓発作を起こして死亡してしまった。他にも4人が死亡しているという。

また同シカゴの空港ではとうとう燃料が凍結(!)してしまい、半数以上の便が欠航してしまった。全米では4300便が欠航となった。しかもこの寒さでは職員が野外で15分以上作業できない、と判断され、7日の午前10時(日本時間では8日の午前0時)まで、4つの国際空港が営業を停止すると発表している。

また、ノースダコタ州では、もしかすると氷点下51度(!)まで下がる可能性があると判断したため、米気象当局は住民に外出を控えるなど警戒するよう呼びかけている。

当然、経済活動にも影響が出ている。例えばノースダコタ州では原油の採掘の機械が正常に作動せず作業に支障を来し、穀物の輸送も妨げられるなどの事態が発生している。

他にも、例年であれば年末年始で売り上げが上がる小売りでの売り上げ高が、例年より4〜5%減少してしまった。

結局、凍結などによる交通事故も含めると、この1週間で13人以上が死亡したという。

前回の記録的な大寒波は1996年で、このときはマイナス53度を記録していた。しかし今回はその記録を更新するのではないかと見られている。

マイナス53度など、どのくらい寒いか想像できない。もはや痛いのではないだろうか。

そして警戒を強めているのはノースダコタ州だけではなく、北東部ニューヨーク、マサチューセッツ州も同様に警戒している。

この大寒波の原因については、今のところ解明しているとは報道されていないようだ。



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