2013年11月01日

天皇陛下に手紙を直渡しした山本太郎の非常識と軽薄さ

目を疑った。31日、赤坂御苑で開かれた天皇、皇后両陛下主催の秋の園遊会で、山本太郎参院議員が原発問題に関する自身の見解を書いた手紙を天皇陛下に手渡す映像を見たからだ。

戸惑われた陛下は、一旦は手紙を受け取られたが、すぐに侍従長がそれを預かった。

この山本太郎参院議員が天皇陛下に手紙を渡している映像を見たとき、古い人であれば、1901年に足尾銅山鉱毒事件について明治天皇に直訴した田中正造を思い出したかもしれない。

確かに有害物質の垂れ流しの被害を訴えた、というところは似ているかもしれない。しかし田中正造は覚悟が違った。

彼は、予め議員を辞職し、自決覚悟で明治天皇に直訴したのだ。しかし軽率軽薄な山本太郎参院議員にはそのような覚悟は無く、常軌を逸したカジュアルさで、恐れ多くも天皇陛下を呼び止め、手紙を渡したのだ。

陛下は受け取ってしまったが、侍従長は何をしていたのか。陛下が戸惑っている瞬間に、横から手紙をひったくり、山本太郎を一喝すべきであった。

さて、この事件に対し、参院議員運営委員会は1日午前の理事会で協議がなされた。その後、岩城光英委員長は山本太郎参院議員を呼び出して事情聴取した。

事情聴取が終わった山本太郎参院議員は記者団に言った。

「手紙を渡すことがルールに反しているという意識はなかった。天皇の政治利用にはなっていないと思う。議会のお沙汰や意見は受け止める」

直訴は必ず政治利用を目的としている。そうでなければ何のための直訴か。また、ルール違反ではないという開き直りもしているが、世の中の全ての行為にルールが附帯しいるわけではない。常識の範囲で慎まなければならない行為があるということを、この馬鹿者は分かっていない。

切腹覚悟であったならまだしも、なんなんだこの男の開き直りとカジュアルさは。

今度ばかりは与野党の見解が一致している。

「皇室の政治利用に抵触する可能性がある」

ある。どうみてもある。

従って、自民党の脇雅史参院幹事長は、山本太郎参院議員が辞職しないのであれば、辞職勧告決議案の提出を検討すべきと語っている。

野党民主党の松原仁国対委員長も、

「許されない。議員辞職すべきだとの意見には非常に共感する」

と語っている。

下村博文文部科学相も、

「議員辞職ものだ。まさに政治利用そのものだ。安易に看過することがあってはならない」

と憤った。

谷垣禎一法相は少々冷静に、

「憲法上、天皇は国事に関する行為のみを行い、国政に関する権能を有しない。参院議員が訴状を提出すれば、天皇陛下を国政に引きずり込むようなことになりかねない」

と述べた。同感だ。

古屋圭司国家公安委員長は、

「国会議員として常軌を逸した行動だ。国民の皆さんも許されざる行為だと怒りを持ってみているのではないか」

と語ったが、まさに私は憤っている。他の国民のことは知らないが。

当の山本太郎参院議員は、

「1人の人間としてお伝えしたい」

などと訳の分からないことを言っているが、これが通れば、国民は国政に対する不平不満を皆手紙にしたためて、天皇陛下を呼び止めて渡すことが許されてしまう。議会制民主主義も立憲君主制も何処へやらとなる。

いやしくも国会議員たるもの、問題は国会で議論せよ。思っていた以上に、山本太郎参院議員は失礼な男だった。

しかも山本太郎参院議員は、

「失礼にあたるかもしれないが、自分の気持ちが勝ってしまった」

などと、国会議員としての自覚が無い。つまりは、衝動を抑えきれなかったということではないか。発情期の動物か?

しかも山本太郎参院議員は、陛下を呼び止めるとき、

「子どもたちの未来が危ないです。健康被害も出ています」
「手紙に実情が書いてあるので、お読みいただけませんか」

と口にしている。このような場で口にすることではないことくらい、分からないのだろうか。こんな男が議員では、原発問題は解決に向かわないだろう。

しかも記者団に向かっては、

「どんなレッテルを貼ってもらっても結構」

と開き直っている。

そもそも園遊会では、声をかけるのは陛下からなのだ。陛下に声を掛けていただき初めてお答えできる。明文化されていなくても、それは暗黙のルールである。それを自分から呼び止めるとはなんたる無礼か。だから自決覚悟でなければ成らない行為なのだ。

菅義偉官房長官は不快感をあらわにした。

「(行動が)その場にふさわしいかどうかは、参加した人自らが常識で判断すること。常識的な線引きはあると思う」

ある野党議員も言う。

「国会議員は何をしても許されると思ったら、大間違い」

まったくだ。山本太郎参院議員は何を勘違いしたのか、驕っている。

あの橋下徹大阪市長でさえ言っている。

「日本国民であれば法律に書いていなくてもやってはいけないことは分かる。信じられない」

そう、信じられない。しかも山本太郎参院議員は次の様にも言っている。

「せっかくの機会なので(手紙を渡した)」

ついでか? なんども書くが、なんなんだ、この馬鹿者の天皇陛下に対するカジュアルさは。

厳しく処分されることを望む。



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