2013年08月12日

北朝鮮、金一族の世襲制王朝主義を目指す

北朝鮮に生まれなくて良かったと思う日本人は多いだろう。もしかしたら、韓国人も同じように思っているかもしれない。

12日、朝鮮日報が報じたところに依れば、北朝鮮は先の六月に、「党の唯一思想体系確立の10大原則」を改訂していた。

「党の唯一思想体系確立の10大原則」は国の憲法よりも上位にある朝鮮労働党の憲法のようなものだ。

何が改訂されたのかというと、金正恩第一書記ら金一族を示す「白頭の血統」による世襲統治が明文化された。

この「党の唯一思想体系確立の10大原則」の改訂は一九七四年以来約三九年ぶりとなるらしい。

また、注目すべき改訂として、これまで明記されていた「プロレタリア独裁政権」の文言が削除され、代わりに「主体革命の業績」という金日成主席の思想が強調されることになった。

つまり、「プロレタリア独裁(労働者階級独裁、無産階級独裁とも)なんて嘘をつき続けるのはもうやーめた、本当は金一族の世襲制独裁制なんだぜ」と明記したようなことになった。共産主義なんてとっくにどっかいってしまってるしぃ、ってなわけだ。まぁ、最初から現実的ではなかったわけだが。

ちなみに「白頭の血統」と言うが、これは北朝鮮北部にある白頭山付近で、金日成主席が率いた抗日闘争が現政権の始まりであるとされることから使われている用語だ。つまり金一族が権力を世襲する根拠である。

となると、もともと嘘っぱちだった北朝鮮の正式名称である朝鮮民主主義人民共和国がますます嘘っぱちになった。

また、この度の改訂のもう一つの注目点は、序文に「核兵器を中枢とする軍事力」が保有されていることが明示されたことでもある。つまり、核を放棄する気なんぞ、さらさらない、と言っている様なことになるか。

あと細かな所では、これまで「金日成」と書かれていたところは「金日成・金正日」の連名になったことらしい。このことで金正恩第一書記の正統性を強調しているのかもしれない。

もともと「10大原則」とは、北朝鮮の住民はその最高指導者(当時は当然金日成)に盲目的に忠誠を尽くすべきだ、という思想を宣言したものとされている。それが、金一族への忠誠に変えられたと言えそうだ。

本当に北朝鮮に生まれなくて良かった。



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