2013年07月09日

ワールドカップを控えたブラジルで、サッカーの試合中に二つの殺人

ブラジルは来年、サッカー・ワールドカップ開催を控えている。そんな最中に、「大丈夫か?」という事件が発生した。

しかも、その残虐さに、世界中が唖然としている。

というのも、サッカーの試合中に審判が選手を刺し殺し、その審判を観客が投石で殺し切り刻んだという凄まじい事態になったからだ。

事件は6月30日に起きていたが、その内容が明らかになるまで時間差が生じた。

ブラジルの北東部、マラニョン州でのこと。

アマチュアサッカーの試合中、31歳のジョセニール・アブレウ選手が退場処分を受けた。ところがこの選手が退場に応じず、審判のオタビオ・ダシルバ容疑者(20歳)ととっくみあいの喧嘩になった。すると審判は持っていたナイフで選手を刺した。

選手は病院に搬送されたが途中で死亡した。

その間、選手のファンや家族が審判を縛り上げるなどして暴行を加えたが、選手の死亡を知ると、3人の人物(刺された選手の友人と言われている)が審判に石を投げて殺害した。が、それだけでは収まらずに、既に死亡した審判の体の頭や手を切断し、杭の上に放置した。

この事件の一部始終は映像として記録されていた。

なんとも凄まじい事件だ。

審判を殺害した3人の内一人の27歳(26歳とも)の男は、暴行に関与したことを認めたが、自分が致命傷を与えたのでは無いと主張している。そして残りの2人は逃亡し、現在指名手配中となっている。

もともとブラジルでは、サッカーに絡んだ暴力事件が後を絶たない。しかしこの度の事件の残虐さは常軌を逸している。

当局は来年のワールドカップ開催に向け、さらなる治安対策を求められるだろう。いや、それだけではない。2016年にはリオデジャネイロ五輪を控えている。これは大きな問題になるだろう。



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