2013年03月26日

中国がロシアから戦闘機や潜水艦を調達。日中戦争への準備か

25日の中国中央テレビで、中国がロシアから「Su-35(スホーイ-35)」という最新鋭戦闘機を24機と、「ラーダ級」潜水艦4隻を購入する合意文書に署名したことが報じられた。

他にも将来的にS-400地対空ミサイルや117Sターボエンジン、そして空中空輸機の購入契約も予定されているという。

さぁ、中国のネットユーザーは沸いた。いよいよ戦争(相手は日本だろう)が始まるに違いない。憎き日本や米国をたたきつぶす機会到来だとばかり、憶測が飛び交った。中には批判的な書き込みも行われたようだ。

「S-400は良いぞ」
「S-400の地対空ミサイル購入は賛成だ」

という反面、

「ロシアの装備なんてゴミ同然じゃなかったのか? 中国は見向きもしないはずでは?」
「Su-35は優れているから理解できるが、あんな低レベルの潜水艦を買うなんて、お偉いさんの考えることはよく分からん。中国は自分で原子力潜水艦が作れるのに、ディーゼルエンジンの潜水艦を買うんだぜ」
「買うんだったらSu-35を240機買わないと。24機なんて意味あるか? 戦争になったら足りないよ」

まぁ、いずれにせよ、戦争を待っているといったニュアンスは共通している。そのものずばりの書き込みもあった。

「(今回のロシアからの兵器購入は)もうすぐ戦争になるなからだな。殲20が間に合わないかもしれないし、F22の開発周期を考えてのことだろう」

今回の兵器売却で、ロシア側は微妙な判断を行ったとみられている。

というのも、中国はロシア製兵器を分析して、コピー兵器を作ることを当たり前のように行うからだ。

実績としては、1995年にロシアのSu-27SKをコピーし、無断でロシアの技術を使用して瀋陽飛機工業集団が200機もコピー兵器である「J-11A」を生産したことがある。

また、中国の空母に搭載されている「J-15」にしても、ロシアの「Su-33」を中国以外の国から入手し、やはりロシアには無断で国産化したコピー製品だ。

しかも中国の悪質なところは、ロシアの技術を無断で盗用して生産した兵器を、パキスタンなどに売って稼いでいるというところだ。

全く節度のない盗人国家である。

それでもロシアは何故、中国に兵器を売ることにしたのか。

まず、中国側の目的は2つ考えられる。

一つは、ロシアとの協力関係を世界にアピールすることで、アジア太平洋地域に軍事的影響力を強めようとしている米国への威嚇であろう。あるいは尖閣諸島を巡って対立している日本への威嚇でもあろう。つまり、軍事力のアピールとロシアとの協力関係のアピールだ。

そしてもう一つは、今回もロシアの技術を盗む為と思われる。何しろ前科があるからだ。

それではロシア側のメリットは何か。

当初中国は、Su-24を48機希望していた。しかしロシアがこれに難色を示したため、折衷案として半分の24機になったという。

この度の売買契約で中国がロシアに支払う金額は約35億ドル(約3300億円)と言われている。Su-35だけでも1400億円相当ではないかとも言われている。

実はSu-35を売却するロシアは既に次世代戦闘機T-50を量産する資金を必要としていたらしい。そのために中国に兵器を売ることにしたのではないかと見られている。

これが一つ目のロシア側の理由ではないか。そしてもう一つは、ロシアが直接兵器を売却することで逆にコピー製品を作らせないことになる、と踏んでいるのではないか、という憶測だ。

最初からオリジナル製品を必要数中国に持たせることで、コピー製品の国産化が防げれば、むしろロシアにとってはコピーを抑えることができるし、金も入る。

ただ、結果的に日本にとっては脅威が増加することにはなる。

なにしろSu-35は飛行能力もレーダー性能も大きく向上しているという。軍事評論家の岡部いさく氏によれば、この性能は航空自衛隊のF-15にとってもやっかいな相手なのだという。

また、ラーダ級潜水艦も消音性が向上しているため、これが領海を侵すと監視が難しい。

そして24日、中国の常万全国防相とロシアのショイグ国防相はモスクワでの会談で、合同演習や人事交流といった実務的な協力関係をもつことについて、話し合っている。

ロシアは食えない。実はロシアにとって最も脅威なのは、隣接する中国であろう。しかし、その中国に兵器を売り、軍事的な協力関係を築き、日米という共通の敵を想定することで、中国の脅威を押さえ込もうとしているのかもしれない。

さて、日本の国防はどう対応するのか。



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