2013年03月22日

北朝鮮の兵士が飢え始めているのではないか?拷問や死を覚悟の上で脱北している。

21日、米国のユン国務次官補代行(東アジア・太平洋担当)が、上院外交委員会小委員会の公聴会で述べた。

「中国が拘束した北朝鮮脱出住民(脱北者)を強制送還するのは、国際的な義務に違反する」

今に始まったことではない。これまでも米政府はことある毎に中国に対し、脱北者を国際法上の「難民」と扱うことを、「国際的義務」に沿った行動だとして要求してきていた。それをこの度はより直接的な表現として中国に要求したことになる。

これに対して中国側の言い分は、

「脱北者は「経済的理由を抱えた不法入国者」である」

という立場を通している。

しかし強制送還された脱北者たちがどのような目に遭っているのかは、情報が少ないだけに却って悲惨な想像をしてしまう。

と、以上が21日のことだが、実はそれは最近起きた強制送還事件を示しているとみられる。

それは、翌日の22日に韓国の朝鮮日報が報じたことではないだろうか。

それは中朝国境を警備する北朝鮮軍兵士12人が、なんと武装したまま中国に脱出したというニュースだった。

この脱走事件そのものは、今月の初めに起きていたらしい。

ところが悲惨なことに、脱北した彼らは、中国軍に拘束された後、北朝鮮に強制送還されてしまった。どうなったのかは分からないが、悲惨な末路であろうことは想像に難くない。

また、先月末にっも同じく北朝鮮の兵士2人が中国に脱出していた。彼らは驚くべき事に、上官を射殺して脱出していたのだ。かなり追い詰められているとみられる。

それにしても、脱北したのが兵士である。

恐らく、食糧難が原因であろうとみられている。何しろ北朝鮮はこのところ長距離弾道ミサイルの発射やら核実験やらで、少ない金をそちらにつぎ込んでいる。さらに国際社会の制裁により、食料が入手できなくなっている。その分、軍の食糧事情が悪化しているのではないかと見られているのだ。

軍の食料は、平壌周辺から優先的に配給されるらしい。その結果、絶対量が不足すると中朝国境周辺などの部隊には食料が行き渡らなくなる。

北朝鮮の兵士は闘って死ぬ前に、飢えて死んでしまう可能性があるのだ。

となると、中国側が言うところの「経済的理由を抱えた不法入国者」どころか、「飢餓的状態に追い込まれた逃亡者」ではないか。

その結果、中朝国境の兵士が逃亡を続けている。中朝国境周辺の北朝鮮兵士達は、トウモロコシやジャガイモなどで何とか飢えを凌いでいると言われ、彼らが闘っているのは韓国でも日本でもなく、飢餓だった。

この状態が事実であれば、

「春窮期(前年の食料が尽きる晩春の時期)になれば、北朝鮮軍兵士の脱北はさらに増える可能性がある」

と北朝鮮に詳しいとされる消息筋は予想している。

また、中国政府による強制送還は兵士に限らない。今月の9日には、民間人の脱北者8人が吉林省延吉で公安警察に身柄を拘束された後、中国の脱北者収容所(というものがある)に移送され、19日になると、哀れ北朝鮮に強制送還されてしまった。

ちなみに上記8人の内5人は10歳前後の子供達だった。なんという人生だろう。「なんて日だ!」というギャグは、日本ならではであり、彼らには命の掛かった叫びになる。

そして強制送還された脱北者たちには拷問が待っているという。どのような拷問なのか。

『北韓政治犯収容所解体運動本部』による『北朝鮮に強制送還された脱北者に加えられる拷問
実態調査報告書』(http://nofence.netlive.ne.jp/images/gulag.pdf)という資料から抜粋してみたい。

【棒罨法】
これは、長さ50cmほどの円い棒や角材で全身を叩くという拷問だ。

【関節折り】
これは、やはり長さ50cmほどの角材を両脚の膝の裏に挟み込み長時間正座させるとういもの。

【鳩拷問】
これは、両腕、両脚を後に縛り、天井に設置した輪にぶら下げて加えるという拷問だ。

【ポンプ】
これは、両手を後にして屈伸運動(スクワット)を、なんと連続で数百回もやらせるというものだ。

【水おばけ】
これは、頭を水桶に沈めては引き揚げるを繰り返し、口、鼻に水を注ぎ続けるという、日本の時代劇などでも希に見るもの。ただ、北朝鮮はひと味違うのだ。なんと汚染され腐敗した水を用いるのだという。

【電気拷問】
これは電気こん棒を当てたり、椅子に縛り付けた人に電線を連結し通電するというもの。但し、停電が多いので、あまり頻繁ではないかもしれない。北朝鮮では電気は贅沢品だからだ。

【土足での拷問】
土足なのは拷問をしかける側のことだ。土足で全身を蹴り、あるいは踏みにじるのだという。

【頭スタンプ】
ひどい名称だが、頭にスタンプを押すのではない。頭そのものをスタンプとして扱うのだ。髪を掴んで頭を壁に叩き付ける拷問である。

【銃床を打ち下ろす】
これは、自動歩兵銃の銃床で頭など特定部位を狙って打撃を加えるというもの。ただ、銃も貴重品なので、頻繁ではないかもしれない。

【角材で手の平を叩く】
これは、またも長さ40cm以上の角材(常備されているのだろう)で手の平を打撃するというもの。

【拳での殴打】
これは原始的だが、げんこつで顔や腹部などを打撃するというもの。人間サンドバッグだ。

【性器への拷問】
これは男性の場合は、その睾丸を足で打撃したり、肛門に串を入れてほじくったりする。女性の場合は陰部を靴で蹴ったり、女性の陰部に指を差し入れたりする。女性の場合も肛門に串を入れてほじくるというのはある。さらにひどいのは、女性の肛門に指を入れてほじくり、妊産婦の腹を打撃して堕胎させるというのだ。この段階になると、拷問を行う側の人格も破壊されているだろう。

【児童への拷問】
10才未満の児童にも拷問は行われるという。

また、同レポートによれば、拷問はさらにエスカレートしているという。拷問をする側も、食糧難やら抑圧された社会に生きていることなどから、変質者になるのかもしれない。

最近の傾向では女性に対する性的な暴力だという。大勢の前で裸にし、女性同士で陰部に指を入れさせ、いじらせるというものだ。倒錯である。

そして拷問が終わっても、彼らは解放されない。

拷問が終わると、脱北者達は各地の労働教化所や労働鍛錬隊などと呼ばれるところに送り込まれ、一日平均10時間以上の強制労働に従事させられるのだという。

それを知っても直、中国は脱北者を強制送還しているのだ。



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