2013年02月07日

イカの群れが自力で飛ぶ写真!高さ2〜3メートル、飛行距離30メートル!

パソコンの電源を落とそうとしたら、衝撃的なニュースと画像(記事の最後参照)が目に入った。

なんと、イカが飛ぶというのだ。それも自力でジェット推進するという。

これは皆さんに知らせねばならない。何しろ私はイカが好きだ。刺身もいい、いかげそもいい、イカ飯も大好きだ。

その愛しいイカが空を飛ぶ!

これが黙っていられようか。

2月7日、北海道大学の発表によると、イカが飛んでいるところを連続撮影に成功した。これは世界初の成功例だとされている。しかも単にイカは水面からジャンプしているだけではない。

記事最後の写真を参照して欲しいが、なんと、腕とヒレを広げて揚力を作り出し、しかもジェット推進するという自力での飛行を行っていたのだ。

この観測に成功した名誉ある人達の名を記しておこう。

北海道大学大学院水産科学研究院教授の桜井泰憲氏
北海道大学大学院水産科学院・修士課程2年の村松康太氏
北海道大学北方生物圏フィールド科学センター助教の山本潤氏
北海道大学附属練習船おしょろ丸首席二等航海士の星直樹
北海道大学附属練習船おしょろ丸次席二等航海士の阿部拓三氏
国際基督教大学大学院アーツ・サイエンス研究科研究員の関口圭子氏

彼らの観測成果は、今月の5日付けで独Springerの科学雑誌「Marine Biology」に掲載された。

もともとイカがジェット推進力を持っていることは知られている。但し、それは水中での話だ。捕食者が接近するなどで危険を感じると、漏斗から水を噴出して加速して逃避する。

さらに、外洋性イカには、水を噴出して水面から飛び出す種類があることも知られてはいた。

ただ、どちらかというと、それらは都市伝説に近い扱いだった。

今回観測されたのは、実は2011年7月25日だった。おしょろ丸が東京の東方沖約600キロの北西太平洋実習航海中に行っていた目視調査の最中だった。

船に驚いたのか、イカの群れが水面から飛び出して飛行するところが確認された。

飛行したイカは、アカイカ科の若体だという。アカイカ科はスルメイカの仲間で、若体とは、成体になる前の小型の常態だという。

体長は全長(ヒレの先端から腕の先まで)で約203mmから225mmになる。

そしてイカの飛行は4段階の状態で構成される。

(1)飛び出し=ミサイル
水を噴出し、水面から飛び出す段階。ミサイルの状態で、ヒレは外套膜にまき付け、腕も水の抵抗を最小限にするためにたたまれている。

(2)噴射=ジェット機
なんと、空中に飛び上がった後、さらに水を噴射し、ミサイルの様に加速する。このとき、ヒレと腕を広げてなんと揚力を発生させる。ジェット機の状態だ。

(3)滑空=グライダー
水の噴射を終えると、揚力を維持したまま、空中を滑空する。グライダーの状態だ。この状態で安定して空中を飛行する。

(4)着水=ミサイル
再びヒレを外套膜に巻き付けて、水への衝撃を減少させる。つまり、「もうすぐ水面だ」と判断出来ているわけだ。適当に墜落しているわけではない。

そしてイカの飛行記録だが、

時速:約36キロ・メートル
高さ:約2〜3メートル
飛行距離:約30メートル!

しかし何故飛ぶのかは分からない。それはそうだ。イカにでも聞いてみないと。ただ、人間の勝手な推測では、水中の捕食者から逃げるためではないかという。しかし飛行中には、海鳥に捕食されているので、説得力がない。

ああ、イカが食べたい。

イカ、いや、以下、イカの飛行中の写真と飛行の仕組みを解説した図です。

【イカの群れが飛行する写真】
http://news.mynavi.jp/photo/news/2013/02/07/140/images/001l.jpg
より
<クリックすると拡大します>
ika-2.jpg

【イカの飛行の仕組み】
http://news.mynavi.jp/photo/news/2013/02/07/140/images/002l.jpg
より
<クリックすると拡大します>
ika-1.jpg



posted by しげぞう | Comment(2) | TrackBack(0) | ニュース | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
この記事へのコメント
すごいですねー。
また、物凄く美味しそうなイカが物凄くたくさん飛んでますね。私もイカは大好物です。
水面を飛び出してジェット噴射で…というところまでは「なるほど、ありそう」と思うのですが、その次の「滑空」と「着水」が凄いですね!!
飛び出した勢いでしばらく飛んでいるように見えるのではなく、ちゃんと「飛んでる」のですね。
もしイカの天敵が海で大発生したりしたら、地球の空をイカが飛ぶ時代が来るのかも…
面白いですね!
Posted by nori at 2013年02月09日 11:31
noriさん、コメントありがとうございます。

そうなんです。滑空がすごいのです。つまり、彼らイカは、自分が空中を移動していることを、自覚した上でさらに身体能力を生かそうとしているのですね。つまり、効率良く努力しているのです。

思ったよりも頭が良いと感心した次第です。

私は子供の頃、漁船に乗せてもらい漁に同行したことがありますが、このときはトビウオの飛行を目の当たりにして驚きました。

こちらも単純なジャンプではなく、ちゃんと長距離を飛行しているのです。

イカの写真を見て、そのころの感動が蘇りました。
Posted by 管理人 at 2013年02月09日 12:10
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