──ご注意!!!──
今回は少々乱暴な記事になっていますので、教師という職業に敬意を払っている方や、自分自身が教師で誇りを持っているという方は決して読まないでください。頭にくるからです。
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──では始めます。
私は学校(主に中学、高校)の教師という職業に偏見を持っている。ろくでもない人が教師になるのだという偏見を持っている。教師に立派な人間など希少だと思っている。
このことに統計などない。私の偏見なのだから。だから教師に何事かを期待している人達を見ると、「あまーい!」と思ってしまう。教師になど崇高な職業意識など無く、むしろ普通の会社員並の責任感も無いだろうと思っているからだ。
と厳しく書いたが、以上は私の個人的な偏見なので、勝手に書かせていただいた。立派な教師が皆無とは言わない。が、四つ葉のクローバーほどのもので、見つかれば驚くかもしれない。
などと書いてしまうと、相当攻撃されそうだが、敢えて書き換えない。
さて、そのような私は、以下のニュースを知っても、さほど驚かないし、憤慨もしない。
むしろ、教師に同情してしまう。
なぜなら彼らは生活のために教師をやっているからだと思うからだ。決して日本の教育を良くしようとか、子供達を立派に育てたいなどと思っている人は絶滅危惧種程度の生存率でしか無い、と考えているからだ。
まずは岩手県。
岩手県では、今年度末に定年退職する県職員の退職手当を一人平均160万円程度削減する方針を固めた。といっても、年度内に施行するには、県議会2月定例会で関連条例の改定案を提出する必要がある。
岩手県では今年度末に退職する県職員は教職員や警察官を含めて490人だ。退職手当の調整内訳は、部長級で約179万円、主任主査級で約138万円を減額し、総額で約8億円を浮かせようとしている。
この動きは昨年11月に成立した改正国家公務員退職手当法に基づく。そのため、国家公務員は今年度末から削減されるが、県の条例改正は、総務省からの要請を受けたことによる。
当然反発する。労組側は削減方針の撤回を掲げて座り込みを始めた。当然だろう。誰だって金は欲しい。労働組合側は主張する。
「退職直前の削減は人生設計を狂わせる」
反論できない。もっとも私など、退職金そのものが無いから、もらえるだけでも羨ましいのだが。
県職員関係の7労組で作られる県地方公務員共闘会議は言う。
「労使の信頼関係がなければ埼玉のような問題が起きないとも限らない。業務に支障が出ない配慮が必要だ」
埼玉のような、とはどのようなことか。
実は退職手当削減を2月1日に施行する埼玉県では、退職金を減らされてたまるか、と慌てた教職員110人が、施行前の1月中に退職してやる、という事態になった。
「教育?子供のことはどうなるか?そんなこと知ったことか!俺たちは金のために(ガキ相手のつまらない仕事でも適当に)働いてきたんじゃないか。馬鹿野郎!」
とは誰も言っていない。が、私が代弁してみた。まぁ、それほど大きく外れていないだろう。
とういことで、岩手県でもこの後揉めることになるだろう。
さて、神奈川県。
こちらも既に「駆け込み退職」が始まった。黒岩祐治知事は23日の定例会見で語った。
「そういう教師が出てきていること自体が残念でならない」
いやいや、そんなもんだろう。教師など、その程度の職責しか感じていないのだ。退職金をきっちりいただいて、余計な労働はキャンセルする、というのが彼らの行動様式だったわけだ。きれい事を言って批判しても始まらない。
しかし、本当は思っていないのかもしれないが、知事の立場として続けた。
「卒業生を送り出す直前に退職するというのはショックだ。教職員として一生懸命やってきた最後の仕上げ。思い入れを持って向き合っていたはず」
また、
「生徒を置き去りにして、ポイと辞めてしまうというのはやりきれない。生徒がかわいそうだ」
などと語った。
いやいや、だから教師どもにそんな思い入れなどないのだ、ということがこの事態で良くわかるではないか。元々教師なんぞに崇高な使命感を期待していない私は、当然の事態だと思う。ひっとすると、教師の使命感や責任感なんぞ、民間企業のサラリーマン以下かもしれないのだ。もちろん、どんな世界にも例外はいるが。
その証拠とまでは行かないが、教師以外の一般職員や警察職員からは、いまのところ「駆け込み退職」希望者は出ていない。
つまり、教師がもっとも卑しい行動をとっているんのだ。しかし、私は責めないし、がっかりもしない。もともとその程度だと思っていたからだ。
「ほら見ろ。」
そう思っている。ただ、繰り返すが、例外は必ずいる。強い責任感と崇高な使命感を持って教師になった人もいるだろう。しかし四つ葉のクローバーだ。いや、もう少し確率は高いか。
さてさて、慌てたのは下村博文文科相だ。地方公務員の駆け込み退職が相次ぐ事態に、
「クラス担任など責任ある立場の教職員については、最後まで誇りを持った仕事として、全うしてほしい」
と説得力の無いことを言っている。教育よりも金だ。老後の資金だ。目の前の現ナマだ。教師も人の子だ。この退職手当のために公務員をえらんだんじゃないか。我慢してきた日々をなんだとおもっているんだ?と言いたいことだろう。よく分かるつもりだ。
次に福岡県。今のところ駆け込み退職の申し出はないという。まぁ、時間の問題だろう。
福岡県でも行政職、教職員、警察官の退職手当を、本年度から数年にかけて段階的に引き下げる条例改正案を検討している。目指しているのは2月開会予定の県議会での提案だ。
ただ、皆が私の様に教職員に同情的(つまり、その程度だと思っていただけ)ではない。福岡市中央区のある団体役員男性40歳は憤慨している。
「公務員の世界は逃げ得を許すのか。駆け込み退職なんて民間では考えられない。社会の厳しい目を公務員は自覚すべきだ」
その憤りも分かる。あなたは真面目なお方だ。偉い。しかし公務員に期待しすぎかもしれない。やはりずいぶんと前から当てにしていた金が減るのは辛いだろう。まして崇高な使命感やら責任感などない教師には辛いと思うのよね。
ただ、警察官は、教師なんぞよりも責任感を持って欲しい。それについて同じく福岡県警のOB62歳の方が、まだ福岡県では始まっていないが、他県で始まった警察官の駆け込み退職について憤っている。
「目先の利益のために辞めるのはいかがか。人生設計とかきれいごとじゃない。採用や拝命したときに抱いた『社会のために働く』という覚悟を忘れたのか」
そうだそうだ。さすがに警察官にはそこそこの責任感やら使命感を持って欲しい。しかし、やっぱり「覚悟」を忘れたのだと認めざるを得ない。怒ってもしかたないのだ。
福岡県は意見が盛り上がっている。福岡県宮若市の元中学校校長という61歳の男性は言う。
「世間では職場放棄という批判もあるが、子どもを見捨てようと思って退職する教員はいない」
いや、たくさんいるのですよ。でも彼は同情も寄せている。
「個人としては職責を果たしたいと思う。しかし、教職員それぞれに人生設計があり、仕方がない側面もある」
大人だ。実に立場をわきまえたバランスの良い意見を述べられた。
もっと生活感溢れるのは、福岡市の55歳の女性だ。
「駆け込み退職者が一概に悪質とはいえない。夫が同じ境遇だったら退職を勧めると思う」
だよね。
しかし問題は、学校から教師がいきなり減ってしまうという現場だ。そこで文部科学省は各地の情況調査を始めたということが24日に分かった。
文部科学省は、3月末までに条例改正を実施予定している自治体の教育委員会を対象として、早期退職した教職員の人数などを聞き取り調査するという。
そして佐賀県。こちらは既に25人が昨年末には退職していた。素早いではないか。県民性か。(実はカラクリがあるのだが、それは最後にお教えしましょう)
県民性とすると、静岡県は今のところ責任感があるようだ。あるいはあきらめが良いのか。静岡県も今年度中の改正条例施行を目指しているのだ。
しかし、今のところ教職員も含めて駆け込み退職希望者は出ていない。まだ分からないが。
ある県幹部は語る。
「住宅ローンの返済に退職金をあてにしていたが、財政が厳しいのは分かるし、仕事を放り出す訳にはいかない」
なるほど。偉い。また、3月末に定年だという男性警部も語る。
「他県の警察官が早期退職する現状があるが、自分がやってきた仕事に誇りや気概はないのか」
静岡県はちょっと違うぞ。個人だけでは無い。県職員組合の立場も次の様なものだ。
「年度途中の退職は職場に迷惑がかかるので、推奨はできない」
そして驚いたのは、県教職員組合だ。
「学校現場に混乱をもたらす可能性がある」
としている。
と、ここで前述した素早かった佐賀県民の県民性か、とうっかり思ってしまった佐賀県には、カラクリがあったのでご紹介したい。
これはどこの県でも認められているカラクリでは無い(念のため)。
佐賀県では、教師も含めて行政サービスの現場への影響を回避するために、一旦退職した職員のほとんどを、「臨時任用」という形態で再雇用するのだそうだ。そしてもともと定年予定だった3月末まで現場で働いてもらう。
おいおい。確かにその方法であれば現場の混乱は生じないが、それって要するに、退職金は正規のまま手に入れて、その上本来予定されていた定年までの給与もちゃっかり手に入れることができるという「裏技」であれ、モラルハザードが起きるではないか。
結局支払い額はかえって(この年度末だけは)増加してしまうではないか。
ずるい!
が、現場の混乱を無くすには、しかたがないか。ただ、他県でも認められるかどうかは微妙だ。
「教師=聖職者」なんて思っている人は、今時いるのでしょうかね〜?
>私が代弁してみた。
〜笑。
国も地方自治体も「バカ丸出し」状態で大笑いですね。
連合・サービス連合傘下の労働組合
関汽交通社社員さんへ
いじめ行為、嫌がらせ行為やめてください。
プライバシー等の人格権侵害行為もやめてください。
裁判所は、結論として、申立人らに対する面談強要の禁止、
申立人らの自宅前の道路の立入禁止、申立人らの監視の
禁止、申立人らのつきまといの禁止を命じた。
その理由についてであるが、被申立人らの追尾行為、
それらが申立人らの生活の平穏、プライバシー等の
人格権侵害に該当することが明白であると述べ、
したがって、申立人らは、面談禁止、監視、付きまとい等
の禁止を求めることができるとした。
安心して、働きたいが労働者の要求です。
全国で有名になるまでがんばるぞ!
関西汽船南港乗船券販売所・関汽交通社
2004年に自殺した熊本県警巡査・山田真徳さん(当時22歳)の両親が、自殺は県警でのいじめが原因として県に約6960万円の損害賠償を求めた訴訟で、県は28日、いじめ行為を認定し200万円の支払いを被告側に命じた1審判決を支持した福岡高裁判決について、上告を断念した。
高裁判決によると、山田さんは02年1月に県警の剣道特練部の部員となり、04年5月に機動隊の寮で自殺した。県側は「いじめはなかった」と主張したが、判決は「山田さんを長期間孤立させていたことは、部関係者らの証言で明らか」などとして、いじめを認定した。
そうですね、さすがに「聖職者」とまで敬う人はいないかもしれませんが、「敬うべき職業」程度に思っている人はまだいるかもしれません。
特に田舎(あれ、この用語だめでしたっけ?地方?)ほど教師は敬われるといいますね。
そうです。「馬鹿丸出し」と言っても良い状況です。
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spacelightさん、コメントありがとうございます。
「自治体は、こういう駆け込みで退職するなんてことは、思いもよらなかったとか?」
はい、どうもそのように見えます。まさかここまで教職員が身も蓋もない行動を取るとは予想していなかった可能性はあります。
やはり教職についている人物は、もうすこし矜持があると、期待していたのかもしれませんね。
なんだか、どちらも無様です。このような大人の行動を見て、子供は迷惑でしょうけど、「大人ってこういうものなのか」と学んだかもしれません。貴重な教育になりました。
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さんふらわあ南港乗船券販売所・関汽交通社さん、ものすごい勢いであちらこちらのブログに同じコメントをコピペされているようですが、今ひとつ主旨がわかりません。
いや、わかるのですが、もう少し、その、なんと言いましょうか、明白な主張をされた方が、せっかくの大量のコピペがもったいないですよ。
それと、興味を持たれた方が立ち寄れるサイトを立ち上げると良いかと。