2013年01月10日

尖閣諸島の実効支配を決意した中国の「時空交錯」作戦

10日、中国政府は「全国海洋工作会議」を開いた。今年一年の海洋政策を議論する場だ。

国家海洋局の劉賜貴局長は前置きした。

「主権維持の闘争は今後、さらに激しく複雑な局面を迎える」

そして次の様に主張した。

「我々は勇敢に立ち向かい、海洋権益を断固守らなければならない」

他人の物を盗みに行って、権益を守らねばならない、と勇ましいことを言っているのが異常な光景だが、これが中国である。盗人猛々しいの典型だ。

そして盗み取ったものを誰から守るのか、具体的な国名を上げた。

「今年も日本やフィリピン、ベトナムなどの主権侵害の活動を効果的に抑止する」

当然、尖閣諸島周辺海域での巡視活動の継続も含まれる。

中国が領海侵犯を始めたのは2012年後半からだが、いよいよこれを常態化することを政府の会議で決めた事になる。しかも最近は領空も侵犯している。

何がなんでも尖閣諸島を中国領にしようという意志を感じるではないか。

しかもその作戦は巧妙だ。

昨年の12月に北京でシンポジウムが行われたのだが、そこで習近平に近いと言われている上海復旦大学の沈丁立教授が「時空交錯案」というものを提案した。

どのようなことかというと、日本との軍事衝突を避けながら、尖閣諸島の領空を実行支配しようという作戦だ。

具体的には、日本が尖閣諸島を巡回する時間を割けて、中国が巡回するというものだ。

このことで、日本に圧力をかけると同時に、恐らく巡回タイミングをずらすことで日本が黙認するであろうことを見込み、その結果として、あたかも中国が実行支配しているかのような既成事実を作ることを狙っている。

なんだか姑息だが、そこから先の戦略が見えないから不気味だ。

まだ安倍政権の尖閣諸島に対する戦略が見えないが、安倍政権は、どのように対処するのだろうか。



posted by しげぞう | Comment(0) | TrackBack(0) | ニュース | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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