2012年06月26日

このままでは消費税が上がり、大変なことになる──が、まだ分からない

これまでこのブログでも、消費税に関しては多くの投稿をした。その中でもあちらこちらで取り上げていただき、アクセスが多かったのは以下の2記事だった。

一つ目は消費税の増税が財政再建に役立たないという記事。

『野田佳彦首相は財務相のホームページなど見たこと無いだろうなぁ。消費税増税が税収を下げるなんてしらないだろうなぁ。』(2012/01/16)
http://newsyomaneba.seesaa.net/article/246537107.html

もう一つは、消費税増税が、自殺者を増やす可能性がある、という記事。

『自殺者統計と消費税の相関関係、野田政権が邁進する増税の向こう側にあること』(2012/01/11)
http://newsyomaneba.seesaa.net/article/245608160.html

ちなみに恐縮だが、デフレ下での消費税増税に関するささやかな論文を、今月出版された拙著のサンプル論文として作成しており、そこでは消費税の逆進性他について少々詳しく触れておいた。もし、興味がありましたら、どなたでもダウンロード出来ますので、ご覧ください。

『小論文サンプルダウンロード』
http://outline-kijutsuhou.seesaa.net/article/270872564.html

さて、消費増税他の法案が本日26日、とうとう衆院本会議を通過した。通貨した法案では、消費税率が2014年4月に8%、2015年10月に10%引き上げるという、暴力的な内容だ。

増税・減税は、景気対策である。過度なインフレの時は増税し、デフレの時は減税する。経済状況に無関係に期限を決めて増税するというのは、あまりにも頭が悪く、悪質な政策だ。日本の政治かの多くが、極悪非道で有ることが証明された。

その中でも小沢一郎元代表、鳩山由紀夫元首相ら57人の民主党議員が反対した。彼らを「造反」と呼ぶマスコミの偏向報道にも呆れる。マニフェスト違反を起こし、主権者達に「造反」したのは、野田佳彦首相を中心とする増税派ではないか。

結局、欠席や棄権を含むと増税への反対者は70人くらいになった。

ただ、この後の小沢一郎の動きはまだ見えない。一部では採決後の小沢グループの会合で、

「本来の民主党に立ち戻るための努力をこれからもしていきたい」

と離党しない意思表明をしたとも伝わっているが、憶測の域を出ない。新党結成の意欲を見せている、と報じているところもあるからだ。

民主党の執行部も、まだ今後のことがあるので、反対派への処分が決められずにいる。離党でもされたらたまらないからだ。54人以上離党されれば、内閣不信任決議案を与党単独で防げなくなる。

ちなみに消費税増税法案は、このあと参院に送付され、8月までに成立する見込みだ。しかしそれは民主党側の見込み。自民・公明党側は、早期解散を目指し、7月中の成立を目指すとされている。

自民党、公明党は、法案成立に協力した見返りとして、衆院解散・総選挙を求めている。野田佳彦首相が応じる可能性は低いと思われる。なにしろ勝てない。

そうなると、自民・公明からの批判が激しくなる。

結局消費増税法案の賛成票は363票、反対派96票だった。これが民意か?それとも官意か?

恐らく消費増税法案に反対した議員は、他の7法案にも反対した可能性が高い。

ただ、鳩山由紀夫元首相は、必ずしも小沢一郎元代表と同じ行動は取らずに、離党もしないと表明している。ただ、反対したのは、

「3年前、総選挙で訴えたま逆のことに賛成することはできない。シロアリ退治の前にみなさんに増税をしいることはできない」

だから、と語った。さらに、反対が57票あったことについても、

「この数字は重い数字だ。執行部は真剣に考えないといけない」

と述べた。

一方、自民党の石原伸晃幹事長は民主党は政権与党の資格がないと憤った(分かっていたくせに)。

「60人近い反対が民主党からでている。民主党のガバナンスはどうなっているのか、怒りをもって投票をみていた」

まだ言い足りない。

「60人近い方が反対されたままで、参議院で(法案が)可決できるのか。そこをしっかり見て、ただすべきことはただしていくことになる」

まぁ、ぐだぐだ党なのだ、民主党は。

ともかく、今後の消費増税の動向は、民主党から離党者が54人でるかどうかにかかっている。あるいは、総選挙で民意が示されれば、これもまた大きな影響を与える。場合によっては増税を潰すことも可能だ。

軽減税率欲しさに消費増税キャンペーンを張るマスコミの偏向報道も過激になるだろう。

いずれにせよ、まだ増税は決まっていない。



posted by しげまる | Comment(4) | TrackBack(0) | ニュース | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
この記事へのコメント
時代が 動くのかなぁ 勤皇党と新撰組と龍馬 歴史研究会(名前検討中 原発設置したのは どこのドイツだー
とあるページで 談合政治と 書いてありました。(意味深い)
消費税増税で プログ検索中です。
殿様 将軍 国王時代になるのかなぁ?
東日本大震災の復興後も 消費税は?
阪神淡路大震災を 思い出します。消費税5%?民営化?
その後の丸投げ?無意味な公共施設?自公?民主党政権へ?
政治研究会(名前検討中 消費税増税問題。
民主党は 7%とまで と 公約だった私の記憶。
分裂民主党だけれど? 名古屋市長・河村たかし リコール音頭 頼むね。
太鼓持ち 河村たかし?名古屋民主党王国?
票割れ選挙で 自公に逆戻りかなぁ?あーぁー
政治研究会(名前検討中 消費税問題
イマジン 想像してごらん この日本の未来を?貿易の,?その昔 日本は消費税が なかったんだ。日本は1ドル360円時代だった 今、日本はわかるかなぁ わかんねぇだろうなぁ
Posted by 村石太レディ&タイムトラベラー&改造人間 at 2012年06月26日 23:02
村石太レディ&タイムトラベラー&改造人間さん、コメントありがとうございます。

イマジン、想像してご覧、アメリカでは、今でも消費税は無いんだ。

逆進性があるからさ。
Posted by 管理人 at 2012年06月26日 23:28
最初にとんでもなく過激な増税率を言っておけば、後から譲歩した法案を出したときわりと反発が少なく受け入れられやすい。
Posted by at 2012年06月28日 12:48
コメントありがとうございます。

そうなんでしょうかね。とりあえず倍(10%)にするよ、と言っておけば、7%位は楽勝なのでしょうか。

いずれにせよ、付則18条の下記の景気条項が、一定の歯止めになれば良いのですが

「物価が持続的に下落する状況からの脱却及び経済の活性化に向けて、平成二十三年度から平成三十二年度までの平均において名目の経済成長率で三パーセント程度かつ実質の経済成長率で二パーセント程度を目指した望ましい経済成長の在り方に早期に近づけるための総合的な施策の実施その他の必要な措置を講ずる」
Posted by 管理人 at 2012年06月28日 15:01
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