2011年11月29日

シリアの報道は事実か?あまりに狂気を帯びた惨状が報じられている。

シリアで暴動が起き、アサド政権による狂気を帯びた弾圧が行われているという。前回の投稿で、シリアがリビア化すると予想したが、既に予想を超えているようだ。

ちなみに、シリアでデモが起き、市民が弾圧されるに至った経緯については、以下の投稿を参照されたい。

『シリアで何が起きているのか。シリア騒乱への経緯。』(2011/17/07)
http://newsyomaneba.seesaa.net/article/233918198.html

そして、その弾圧が激しくなりつつ有ることについては以下の投稿で記した。

『リビア化するシリアの弾圧とアサド大統領の強硬姿勢』(2011/11/20)
http://newsyomaneba.seesaa.net/article/236176084.html

さて、現在報道されているシリアでの惨状は凄まじい状況になっている。

28日、国連・人権理事会の加盟国などで構成されている国際調査委員会は、シリアのアサド政権による反政府デモへの弾圧の状況について、報告書を発表した。

報告書は、被害者や目撃者、軍から離反した兵士や警察官など223人の証言者との面談を基に作成された。

報告書によると、これまでの市民への弾圧で、少なく見積もっても3500人が死亡しているとしている。また、後ほど改めて触れるが、軍人が2歳の女の子を銃殺したり、10歳の男の子に拷問を加えるなどといった残忍な暴力をふるっていることが例として報告されている。

そのようにして殺害された子どもが256人分かっている。

報告書は、これらの状況から、シリア政府の市民への弾圧は、「人道に対する罪」であるとして、シリア政府に弾圧の即時停止並びに国連の調査団受け入れを要求している。

同時にアラブ連盟では、シリアに対して経済制裁を決定するなど、シリアへの国際社会からの批判と圧力が増している。

アサド政権の軍隊は、凶暴さを増している。被害者や軍から離反した兵士等の目撃談は凄まじい。シリア軍は市民に対して処刑、拷問、レイプ、拉致といった行動に走っている。市民を守るはずの軍隊が、市民を犯しているのだ。

市民だけではない。命令に従わなかった兵士も、同じ兵士から銃殺されているという。しかもアサド政権は、この軍の暴走を制御するつもりなど毛頭なく、軍に対して、「警告無しに銃撃せよ」と命じていることも、離反兵士が証言している。

アサド政権は、いよいよ恐怖により市民を従わせようとしているのだ。なんという時代錯誤か。

そのため、拘束されている男性たちも、子どもも含めて電気ショックや性的な拷問を受けているという。例えば、警棒を肛門に無理矢理突っ込んだり、少年を性的に犯すといった暴力をふるっているという。

そして拷問を受けている市民に対し、「アサド大統領を神の代わりに崇拝せよ」と洗脳まで行っているらしい。

前述した2歳の少女に対しても、「大きくなって反政府活動家にならないように」という理由で銃殺された。これを目の当たりにした兵士は、軍を離反した。

軍は、非武装のデモ参加者にも容赦していない。上半身や頭部を狙って、無差別銃撃を行っているという。けが人や死体を回収しようとしている市民に対しても銃撃している。

そこで負傷して病院に運び込まれると、そこでは拷問が待っていると言うから地獄だ。なんと治安部隊の兵士等が、医師の服を着て、運び込まれた負傷者を虐待したり殺害しているというのだ。

活動家らも、既に3万人ほどが拘束されたとも報告されている。

シリアは調査団の入国を拒み続けている。

米国のスーザン・ライス国連大使は言う。

「報告書の内容には仰天させられる」

「調査団の集めた情報は、子供たちへの暴行と虐待に対するシリア政府の組織的な支援の証拠だ。アサド体制は自己保身のため、一線を越えることも辞さないことを世界ははっきり知った」

EU(欧州連合)は、医薬品や食料品を除く貿易でのシリア向けの金融支援を禁止する経済制裁措置に基本合意した。正式な合意は12月1日のEU外相理事会で行われる。

もはや国際社会の介入なしには、この阿鼻叫喚の惨状を食い止めることができないところに至っているのではないか。

以下、繰り返しになりますが、シリア騒乱関係の投稿です。

『シリアで何が起きているのか。シリア騒乱への経緯。』(2011/17/07)
http://newsyomaneba.seesaa.net/article/233918198.html

『リビア化するシリアの弾圧とアサド大統領の強硬姿勢』(2011/11/20)
http://newsyomaneba.seesaa.net/article/236176084.html



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