この与謝野馨経済財政担当相という男は、正気にはほど遠いところに生息しているらしい。また、厚顔無恥という意味においても、日本ではトップクラスを疾走しており、今のところなかなか追い抜く人物が居ない。
ちなみにすぐ後ろを走っているのが菅直人首相か。その後ろで土煙を上げているのが民主党執行部の面々の様にも見受けられる。
そして、この正気ではない男が、閣僚に居座るという、この国の不幸は目を覆うばかりだ。
元々日本原子力発電の社員だった与謝野馨経済財政担当相は、福島第1原発の事故の後、原発問題では息を潜め、その代わりにせっせと増税運動を行っていたという国賊の鏡だ。この男は1963年に、原発推進者であった中曽根康弘元首相の紹介で、日本原子力発電に入社していた。
そもそも財政至上主義で硬直した頭は、経済のなんたるかを理解できないにもかかわらず、権力亡者の菅直人首相の閣僚の餌にしっぽを振って経済財政担当相になった。
この男がまたまた破廉恥な発言をした。
20日の記者会見でのことだ。福島第1原発について言った。
「神様の仕業としか説明できない」
与謝野馨経済財政担当相はカトリックと言われている(但し洗礼は受けていないので、似非カトリック)ので、このときの「神」とはキリストかヤハウェか。いずれにせよ頭にあったのは一神教の神か。石原慎太郎都知事の「天罰」の「天」とは異なる存在だろう。
と、思ったら、どうも日本の神様のようだ。
「神様の仕業とは自然現象だ。人間の予想や知恵をはるかに超える津波が起きたのは自然現象であり、あたかも原子力事業者が事故の発生原因まで責任を負わなければいけないという言動があるのはおかしなことだ」
──おかしいのは、この男の頭の中だ。
1896年の明治三陸地震による巨大津波から100年も立たないうちに作られたのが福島第1原発だ。このとき、専門家や地質学者でなくとも、この地に巨大な地震や津波があることは分かっていた。
それにもかかわらず脆弱な原発を作ったのだ。これを人災と言わずに何というのか。
これほど露骨に東京電力や金融機関からの利益供与の疑いが高い人物もいない。
そもそも、この手の「事故」を、「神」のせい、と言った途端に思考停止を許してしまう。
福島第1原発についてさらに与謝野馨経済財政担当相は言う。
「(人間としては)最高の知恵を働かせた」
全くのでたらめだ。それは、原発建設の関係者からの告発からも容易に分かる。
このことは以下のブログに2回に分けて投稿した。
『このたびの原発事故は、やはり低すぎる企業モラルに原因がある:1部』(3/26)
http://newsyomaneba.seesaa.net/article/192577429.html
『このたびの原発事故は、やはり低すぎる企業モラルに原因がある:2部』(3/27)
http://newsyomaneba.seesaa.net/article/192732409.html
あくまでコスト優先主義と、原発利権にまとわりつく者たちの悪行の結果であり、決して「神」の仕業などではない。
このような発言をする与謝野馨経済財政担当相にこそ、天罰は下るべきだろう。神は何をしているのか。罪のない善良な人々が苦しんでいるというのに。
ところで与謝野馨経済財政担当相の「嘘つき」ぶりは以前にも書いた。
日銀が震災復興国債を直接引き受けるという報道があった際、次の様に「嘘」を付いている。
「そもそも日銀は既発債を市場から拾うことはできるが、国債の直接引き受けは法的にできない」
とにかく財政債券至上主義であり増税主義者である与謝野馨経済財政担当相にとっては、被災民や国民の生活などどうでも良い。
それでこのような嘘を付く。
与謝野馨経済財政担当相は自分が財政通であるという「噂」が持つ権威(迷信)を利用して、財政法第5条に記載されているという嘘をついた。
「すべて、公債の発行については、日本銀行にこれを引き受けさせ、又、借入金の借入については、日本銀行からこれを借り入れてはならない。」
悪質な嘘だ。この条文には続きがある。
「但し、特別の事由がある場合において、国会の議決を経た金額の範囲内では、この限りでない。 」
この部分を、無知なマスコミに隠した。そして国を滅ぼしかねない政策を目論んでいる。これについては過去の事例を引き合いにして以下の記事で投稿した。
『復興国債はありえない政策なのか』(3/19)
http://newsyomaneba.seesaa.net/article/191440543.html
そしてついでに触れておくと、この与謝野馨経済財政担当相という男は、何度でも繰り返すが鉄面皮であり、厚顔無恥である。
そもそも議員で居る資格が無いのだ。破廉恥にも程がある。
第45回衆議院議員総選挙において、自民党員として出馬していたのだが、このとき民主党の海江田万里(現経済産業相)に敗北している。つまり、有権者からは不要な人材とされた。
しかし、比例代表で運良く繰り上げ当選したのだ。ただそれだけの男だ。
ところがこの厚顔無恥な男は、議員である正当性をかろうじて保っていた自民党をすぐに離党してしまった。そして「たちあがれ日本」を結成している。
これに不快感を表した自民党は与謝野馨経済財政担当相を除名処分したが、なによりも有権者への背任行為である。
自民党を離党した段階で、本来議員である資格は無くなっているのだ。
ところが厚顔無恥ぶりは続く。
自民党離党後の3日後に立ち上げたたちあがれ日本では、この男は、
「反民主・非自民を貫く」
と主張し、文藝春秋から『民主党が日本経済を破壊する』なる著書まで発刊し、特に菅直人首相の無能ぶりを非難した。
ところが──。
当の菅直人首相に閣僚の席をチラ見されると、よだれを垂らした犬の様にしっぽを振って入閣してしまった。
驚くべき破廉恥ぶりである。
誰かこの男をどうにかしてくれ。
今後ともよろしくお願いします。