2011年03月30日

大学に金を配る東京電力は世論を操作しているのか

東京電力が大学に金を配ることで専門家のコメントを操作しているのではないかという疑いがでてきた。

それを指摘しているのは大阪芸術大学芸術学部教授の純丘曜彰氏だ。同氏は「INSIGT NOW!」というサイトに、東京電力が東大に5億円もの寄付講座をもっていることを取り上げた。
http://www.insightnow.jp/article/6430

同氏は東大が企業の金に汚染されやすい体質を持っている例として、水俣病の際に業界団体が東大の学者を利用したことを上げている。

水俣病が発見された1956年、地元の熊本大学は現地調査により水俣病の原因が有機水銀であることを特定した。その上で、チッソ株式会社に排水の停止を求めている。

これに対し、日本化学工業会は、「田宮委員会」と呼ばれた水俣病研究懇談会を立ち上げた。メンバーは東京大学の教授たちである。

そして、この東大教授たちは、その権威により、水俣病の原因を腐った魚を食べたことであるという「腐敗アミン説」をねつ造し、東大の権威を利用してマスコミも同調させ、世論操作を行った。

その結果、被害が拡大してしまったという経緯がある。

そして現在、東大は現在東京電力から5億円もの金を受け取ることで寄付講座を設けているという。

その明細は東京大学のサイトにPDFとして公開されている(削除される可能性あり)。いくつもの講座に分けて寄付しているのでわかりにくいが、PDF上を「東京電力」で検索すると、実に多くの講座に寄付していることが分かる。
http://www.u-tokyo.ac.jp/res01/pdf/20110301kifu.pdf

当然、これだけの大金を受け取っている東大の教授たちは、原子力や放射線関係の専門家としてマスコミに登場すれば、東京電力よりの発言をする可能性がある。

どのような者も、スポンサーには弱いものだ。

東京電力が金を配っているのは東大だけではないという。

東工大や慶應義塾大学などに大金を配っているという。

そんな中、その金の汚染に抵抗したのが長崎大学だった。一旦受け取った東京電力の金を、その真意に気づくやいなや、全額返金している。

その額9000万円。

当時の学長である池田高良は被曝腫瘍が専門だったので、いかにも東京電力がそこを狙い撃ちしたと思われても仕方がない。

そして池田学長は、その金を受け入れようとした。

しかし長崎大学医学部は戦前の官立六医大の一つという伝統を誇っていた。東京電力の思惑に気づくと、学内だけでなく、学外からも批判が上がり、学長選を行うに至った。

実は当時(97年)、現在問題になっている福島第1原発では炉心隔壁がひび割れるという事故が起きていたにもかかわらず、炉心シュラウドを世界で初めて交換するという工事を行い、2000人近くの作業員を被曝させておきながら事実を隠蔽していたという事件が発覚したのだ。

このタイミングから、大学側も東京電力が被曝腫瘍を専門とする池田学長に大金を差し出した意図に気づいてしまった。

長崎大学は学長に公害問題を専門とする斎藤寛氏を据え、既に振り込まれていた金を東京電力に返却した。

しかしこれはむしろ珍しい例かもしれない。東大を始めとして多くの大学は東京電力の金を受け取っている。

純丘曜彰教授は、東大の専門家にコメントさせているマスコミを非難する。

「テレビもテレビだ。公正、中立、客観を旨とする以上、解説を学者に頼むなら、原発賛否両方の学者を公平に呼べ。調べるプロなら、連中のウラ事情ぐらい調べておけ。」

そしてコメンテーターとしてテレビに登場している大学教授たちをも批判する。

「なんにしても、テレビで口を開くなら、まず、東京電力から受け取った黒いカネを、全額、返してからにしろ。」

人は金に弱い。とすれば、いったい誰を信じれば良いのだろうか。






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