前回、前原誠司外務大臣が政治資金規正法違反を犯しながらも続投の意欲を見せたことについて投稿した。
『前原誠司外務大臣は「違法」なのに続投、小沢一郎元代表は「疑惑（推定無罪）」なのに党員資格停止、の不思議』
http://newsyomaneba.seesaa.net/article/189190087.html
が、あっさりと前原誠司外務大臣が辞任を表明した。
もっと叩かれてホコリが出る前に辞任した──そんな印象をぬぐえない。あるいは菅直人首相との心中を逃れ、再起を図るためにはあまり傷つかない内に前線から逃れたのか。
そんな憶測も呼んでいる。
なにしろ5日の夜には続投を宣言していた前原誠司外務大臣が、6日には辞任した。外国人献金の引責辞任ということだ。
これが菅再改造内閣で初の閣僚辞任となった。菅内閣の崩壊が加速しそうだ。
6日のよる、前原誠司外務大臣は首相官邸で菅直人首相を会談している。1時間45分という長さだ。
そこで辞任の意を伝えたのだという。そして菅直人首相も了承した。
その後、前原誠司外務大臣は記者会見を行い、
「外相の職にある政治家が外国人から献金を受けていた事実は重く受け止めざるを得ない」
と語り、
「私の問題で国会審議を停滞させるわけにはいかない」
と己の潔さと私心のなさをアピールした。
これがポスト菅の有力候補とされていた前原誠司外務大臣のなれの果てと成った。
いや、まだ終わらせてはならないのではないか。
前回の投稿でも書いたが、推定無罪の小沢一郎元代表は党員資格を停止という理不尽な扱いを受けている。
それに引き替え、当人も認めたように明らかに政治資金規正法違反を犯した前原誠司外務大臣を、大臣の辞任で済ませて良いはずはない。
民主党執行部の仲間意識は、それを避けたいだろうが、実のところ前原誠司外務大臣が犯した罪は党員資格どころではない。
自民党の石原伸晃幹事長が責めたように、「公民停止となる重い罪」である。
なにやら国のために潔く辞任した、というイメージをマスコミは流し始めているが、そんなことで済ませてはならないだろう。
とにかく前原誠司外務大臣は潔さをアピールするためにしゃべるしゃべる。
「金額の多寡にかかわらず、（献金の）事実を認識していなかったといえども、外相の職にある政治家が、外国人から献金を受けていたという事実は重く受け止めざるを得ません。政治家としての政治資金の管理が徹底できていなかったものと言わざるを得ません。私の政治献金をめぐる問題で、国会審議を停滞させるわけにはまいりません」
そして責任感の強さもアピールするために付け加えた。
「クリーンな政治を目指してきたにもかかわらず、政治とカネの問題で不信を招いてしまったことに、国民の皆様におわび申し上げます」
前原誠司外務大臣は政治家と呼ばれる人種の中では男前な方である。ファンの女性も多いだろう。それにそもそも国民は小難しい政策論争などより、イメージ（クリーンだ、潔い、誠実だ、男前だなど）で政治家を選んでいるに違いない。ならば、今回の違法行為も、イメージアップに利用すべきだ──などと、本人の知恵か、ブレーンの知恵かわからないが、前原誠司外務大臣はなかなかアピール上手だ。
そしてマスコミはそのイメージアップに手を貸している。
しかし、前原誠司外務大臣はポスト菅と言われた人物である。そのこともあり、同じ民主党内では、既に「将来の復権をにらんだ決断」だとささやかれてもいるらしい。
おそらくそうだろう。
そのため、続投することでさらに埃が出るような叩かれ方をするよりは、逃げた方が良いと判断したと思える。
それを裏付けるように、前原グループの某幹部は言ったという。
「あっさり辞めた方が傷口は小さくて済む。世論も『潔い』と評価してくれる」
ただ、これで済ませてはならないだろう。
前回投稿したように、小沢一郎元代表は党員資格停止処分という思い処分を受けている。それもたかが「疑惑」でだ。現在の小沢一郎元代表は「推定無罪」であるべきで、民主党はむしろ小沢一郎元代表の無罪と政治活動を支えるべき立場にあるはずだ。
菅直人首相が「クリーンな政党」を目指しているのであれば、前原誠司外務大臣を逃がしてはならない。
在日からの献金という事ですが、民主党内にはまだまだいそうですね。
今回の事は、民主党内の反カン派が情報をリークしたと考えています。プログ主様はどうお考えでしょうか？
偶然、その焼き肉屋に行ったら、偶然、写真が見つかり、調査してみたら、違法献金が見つかった。
いくら何でも、そりゃ〜無いだろうってモンです。
恐らく、まだまだネタはあったのでしょう。（でなければ、ああも簡単に辞めるはずはありません。例えば、北との関係とか）
これでカン総理の次の総理が誰になるかって事が、わからなくなってきましたね。
手腕からいえば岡田さんくらいでしょうけど、人望が、ねぇ。
とにかくこんなルールも法律も尊重しない政権は早く解散して欲しいものです。
前原誠司氏の政治資金規正法違反は、他にも有る（暴力団がらみ）ようですね。ただ、それを叩かれる前に一旦息を潜めようという魂胆でしょう。
また、このたびの外国人献金問題をリークしたのはどこだか分かりませんが、明らかに政権争いが絡んでいます。何しろ前原誠司氏は次期総理も期待されておりましたから。
ちょっと突飛かもしれませんが副島孝彦氏は、CIAの仕業だと断言しております。やり方が日本的ではなく米国的なのだと。
同氏の掲示板に3/7付けで投稿されていますよ。
http://www.snsi.jp/bbs/page/1/
いずれにせよ、菅内閣が崩壊するにせよ、国民が迷うのはどの正当のどの政治家が良いのかということですね。
自民党はやはり消費税増税というデフレ期にやってはならないインフレ対策をもくろんでおりますし、民主党はすっかり菅直人首相が腐らせてしまった。
本来であれば小沢一郎元代表がマニフェストを護ろうとしておりますが、現在党員資格がありませんので、暗躍するしかない。
そこで亀井静香国民新党代表がおもしろい選択だと思うのですが、よほどうまい具合にどこかと連立せねば無理ですしね。
その亀井静香国民新党代表は、民主党が崩壊して石原慎太郎都知事の登板を予想しているようです。そして石原慎太郎都知事がつなぎになって小沢一郎元代表へと橋渡しするのだと。
さて、おもしろいことになってはおりますが、何より国民の生活を守れる政治家を捜さねばなりませんね。
そんなに大物とは思えないのですけどね。
小沢さんは、今さらの国連中心主義なんてのを唱えてますから論外ですねぇ。
亀井さんでは国会がバラバラになるでけでしょう。
自民党は麻生さんが経済担当でやってくれれば望みはあるかも、ですね。
（消費税なんてのは論外ですね、今は）
石原都知事がつなぎですか。なんか立ち食い蕎麦みたいですね。
それでも民主よりはマシですか。
CIAが関与したのは、副島孝彦氏の推測では、前原誠司氏が大物ということではなく、むしろ逆で米国の傀儡にななれるだろう、と未婚だからだということです。どうも菅直人首相ではあまりに不人気なので、前原誠司氏に取り替えようと。
しかし、民主党そのものが怪しくなってきたので、急遽自民党の石破茂氏を首相にすると決めたとか。
それで邪魔になった前原誠司氏は、お払い箱になったと言うことです。
どこまで当たっているか分かりませんが、おもしろい推測です。
私としては、ともかく公共投資をジャカジャカやって、財政出動をして、といった思い切ったデフレ政策を打ち出せる度胸があり演説の上手な（つまり国民を納得させられる）政治家に登場して欲しい者です。
増税なんぞ、インフレが始まってからの政策ですからね。今増税や緊縮財政などというインフレ対策をしてしまったら、一気に不況が進み、サラリーマンは生きていけなくなってしまいます。
問題は、公民権停止となって5年間立候補や投票が出来なくなるかどうかでしょう。
そうですね、公民権停止になるかどうか、民主党執行部がどこまで庇うか、場合によってはさらなる醜態を晒すでしょう。
東北太平洋沖地震で吹っ飛んでしまいましたが、国民は前原誠司氏の処分を追いかける必要がありますよ。