2011年03月06日

菅直人首相の成金趣味と変節ぶりのすさまじさ

菅直人首相といえば、民主党が政権与党に成った途端に民主党のマニフェストをひっくり返し、しかも脱官僚が官僚寄りになるなど、その変節ぶりは国民を唖然とさせ、もはや政治ではなく、心理学や大脳生理学や、精神病理学の分野で分析すべき対象人物となっている。

鳩山由紀夫前首相はその家庭の裕福さから庶民の妬みに近い感情を受け、また麻生太郎元首相のホテルバー通いも良く批判された。

しかし、彼らは元々お金に困っていない家柄の人間であると言うこともあり、そこに卑しさや脂ぎった印象は無かった。

むしろ、鳩山由紀夫前首相に至っては、金に困っていない分、金に汚くも無かったのだろう。麻生太郎元首相のバー通いも、何処かしら様にはなっていた。

しかし、庶民派出身の菅直人首相は、その変節ぶりと脂ぎった金遣いの荒さが目立つ。少々品がないようにすら感じられる。

やはり成金はこうなってしまうのか、と元庶民派に期待した支持者たちもさぞがっかりしていることだろう。

かつて庶民派を売りにしていた菅直人首相は、まだ自民党の麻生太郎元首相のホテルのバー通いを批判していた。その菅直人首相自身が今ではすっかり権力と金を手にして、別人かと思うほどに贅沢をしている。

いや、贅沢そのものは、できる人間はすればよい。金を持っている人がじゃかじゃか使えば、経済効果もそれなりにあるだろう。しかし、それまで他人の金遣いを猛烈に批判していた男が自ら同じことを行っているのはお上品とは言えない。

あまり良い趣味ではないが、最近の菅直人首相の贅沢ぶり(といっても外食に限る。他の分野でも似たようなものだろうと思われる)は以下の通り。

2/3:東京・代官山のすし店「代官山 韻」で辻本衆院銀らと食事。何故か伸子夫人同伴
2/5:紀尾井町のホテルニューオータニ・イタリア料理「ベルヴュー」で与謝野老害経済相と食事。
2/10:永田町のザ・キャピトルホテル東急・中国料理「星ヶ岡」で家族と食事。当然伸子夫人同伴
2/13:赤坂・焼き肉店「叙々苑遊玄亭赤坂」で五十嵐法政大学教授と食事。
2/16:虎ノ門・日本料理店「北大路虎ノ門店」で前述の五十嵐法政大学教授と食事。
2/17:ホテルニューオータニ日本料理店「千羽鶴」で何故か伸子夫人同伴で食事。
2/18:ホテルニューオータニ日本料理店「藍泉」で民主党の興石参院議員会長と食事。
2/21:赤坂・日本料理店「球磨川」で原口前総務相と食事。
2/25:赤坂ANAインターコンチネンタルホテル東京「ダビンチ」で亀井国民新党代表らと食事。
3/1:赤坂・日本料理店「口悦」でなぜか伸子夫人同伴で食事。
3/2:ホテルニューオータニ・すき焼き店「岡半」で民主党の安住国会対策委員長らと食事。

ふーっ。

まぁ私費だとしても良くもまぁ、庶民に見せつけるようにこれだけ贅沢をできるものだ。しかも気になるのは、頻繁に伸子夫人同伴であることだ。まるでこれまで苦労させた妻に、

「どうだ、総理になったぞ。出世したぞ。これまで苦労をかけたな。これからは贅沢させてやるからな。」

と言っているようだ。

ともかく、あまり報道したがらないマスコミまで取り上げるほど、菅直人首相のはしゃぎぶりは尋常ではない。

ある報道では「庶民派からセレブ派へ?」などと書かれていたが、そのような上品なものではない。「庶民派から成金趣味派へ」と言ったところだろう。その男が財政難だから消費税を増税すると言っている。

このデフレ期にインフレ対策を叫んでいるその経済知識の無さは、金銭感覚も麻痺してしまったようだ。

ある記事では上記の店の値段も紹介していた。例えば千羽鶴では夕食が2万5000円から。藍泉は1万8000円からと、私の一ヶ月の昼食代合計を遙かに上回る合成ぶりだ(というより、現在の庶民が貧しすぎるのだ)。

そしてある報道では、菅直人首相が相手の分も私費で支払ったとすれば、2月などは50万円以上使っていると推測している。

サラリーマンの月給以上を夕食代に消費して見せた。この部分だけは、偶然にもデフレ下の景気対策になっているが、本人は気づいておるまい。

かつて菅直人首相は、麻生太郎元首相に対して言い放った。

「一流ホテルのバーが『安い』という感覚そのものが問われている」

「安いところで酒を飲むというと、われわれの感覚では焼鳥屋だ」

しかし同時にこうも思っていたのだろうか。「いつかわ俺も総理大臣になって、高級バーや高級料理店で飲み食いしてやる。」と。

その程度の志で首相になったのだとすれば、現在の首相としてのていたらくも納得がいくというものだ。

そして全く意味不明なのは、伸子夫人同伴が多いことだ。婦人自身も恥ずかしくは無いらしい。日本を壊そうとしている男の婦人であることも恥ずかしいが、その財力にものを言わせた放蕩につきあうことも恥ずかしいではないか。

この男にこの妻あり──と言ったところか。

ある自民党幹部がいる。長年「料亭政治」を批判されてきた人らしい。その人物ですらこう語る。

「夫婦水入らずで料亭で食事するというならまだしも、首相が政治家と会食する席にどういう身分で奥さんが同席するのか。歴代首相でも初めてではないか」

そういえば、伸子夫人は首相の「指南役」などと言われてきた。

そうか、菅直人首相のめちゃくちゃぶりは、この妻にも責任が有ったわけか。石を投げられないように気をつけるべきであろう。

有権者は、菅直人首相を選んでもいないし、ましてその妻など議員ですら無い人物を国民の代表として選んではいない。全く夫婦揃って恥ずかしい。

そして極めつけは赤坂の高級料亭「口悦」だ。

この店には馬淵前国交大臣と食事をしているのだが、伸子夫人も同席している。これには料亭慣れしている永田町の面々も驚いたらしい。

「驚きました。カミさんと行くような店ではありませんからね」

とは自民党関係者。

「(口悦は)今や、赤坂で3、4軒くらいになった芸者を呼べる料亭の筆頭格」

だそうだ。しかも歴代首相でさえ遠慮してきた料亭だという。なぜならここは、芸者を呼ぶ待合料亭だからだ。

だから、あの池田勇人首相も「側近の進言に従い、首相になってからは、いわゆる待合料亭には行かないことにした。」のだという。

そこに夫人とのこのこと出向いた。

やはり庶民派が己の器以上の権力と金を手にしたことで、箍が外れてしまったのだろうか。




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