2010年12月16日

海老蔵騒動を江原啓之が予言しただなんて、未だに信じる人がいる

単なる偶然か?などと騒いでいる人たちがいる。そもそも占いやら霊視やらといったことは、後々何かあったときに、「ほら、当たった。」と言えるように語る手法なのだ。

さて、話題になっているのは、2008年11月22日のテレビ朝日「オーラの泉」に、海老蔵がゲストで出演していたのだが、そこで江原が語ったことが、今回の暴力事件の予言だと世間が騒いでいる。

全く、未だにこのばかばかしい江原の似非霊能力を信じている、いや信じたがる人たちが多いことにはあきれるが、まぁ、女性誌などでは毎回占いのコーナーがあるくらいだから、何かしら自分の努力ではままならないことが必然なのだと信じることで現実逃避したり、現在の不遇を他者のせいにして精神防衛をおこなっているのだろうなぁ。

あの心理カウンセラーといういかがわしい職業名を持ち、自らの体重管理もできない江原が、偉そうに他人に人生のアドバイスをするという噴飯ものの番組で、江原はこれまた純真無垢な海老蔵に語った。

「舞台以外のことで事故、けが、注意です」

阿呆か。こんなこと、俺でも忠告できるぞ。犬も歩けば棒に当たる。人も生きていればけがもするわさ。そんなこと、誰にでも予言できるわ。とにかく皆に言っておけば、そのうちけがをする者もいるだろう。そうすれば、少なくとも当人にとってだけは、100%の確率で当たったことになる。それだけの話だ。

まして有名人である海老蔵の日頃の遊び方や、性格など、江原にはいくらでも容易に情報が集められるではないか。

そして江原は海老蔵に言う。

「ときどき、気持ちがあまりに苦しくなったときに、わりと無謀な行動をとる

ああ、なんとばかげた指摘か。こんなこと、海老蔵の周りの人間であれば、皆思っているであろう。口にしているかどうかの違いだ。いや、海老蔵に限らず、たいていの人間はこの様に言われれば、「あ、そうかも」と単純に思ってしまう。

この江原の指摘に海老蔵は、テレビなのでサービスしたのか、単純なのか、

「いや、かなり無謀ですね、僕」「なんか『よく生きてきたな』っていうことがすごく多い」

などと答えているが、これはウェブでも収集できる海老蔵の行動様式やエピソードを読めば、あまりに予想通りの答えだろう。

また、江原は海老蔵の前世を山伏だったと霊視し、護摩を焚いていたはずだから、

「火を見てると落ち着くはず」

といった。それに対し海老蔵はまたも、単純にひっかかり、

「落ち着く、落ち着く」

と答えたが、これも誰しもそれぞれに、落ち着く火の加減をもっているものだから、当たり前だ。

ただ、江原は単純に「火を見ると」としか言っていない。その日がろうそくの火なのか、護摩のめらめらした炎なのか、キャンプファイアーなのか、ライターの火なのかは決めうちしない。それが占いの常套手段だからだ。言われた方は、勝手に自分の落ち着く火を思い出して「あ、それってあるよね。」と感心してしまう。

例えば「あなたは前世で生き埋めにされたから、暗いところが怖いでしょ?」と言えば、言われた方が勝手に自分が怖くなる程度の闇をおもいうかべ、「そうそう、そうなんです。」と答えてしまう。

全く愚かしい。

もういい加減、世間のスピリチュアルファンは、江原の嘘っぱちに気づいたらどうか。
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