2010年09月29日

嗚呼、偉大なる小室先生。この国難の時にご逝去されるとは。

日本社会科学界の巨星、小室直樹先生が逝去されました。

4日に亡くなられたとのことですが、報道が遅れたようです。

一部ではマスコミが黙殺したという噂や、暗殺説まで流れていますが、私には真実はわかりません。

私も参加しているmixiの小室直樹コミュニティの人たちも、副島隆彦氏(小室先生の弟子の一人)の掲示板で知った人が多かった模様です。

小室先生のご恩は、無学凡庸な私でさえ、社会科学、経済学、比較宗教学のおもしろさの一端を知ることができる機会を与えてくださったことです。

先生の著書に出会わなければ、どれほど知的に貧しい人生を送っていたことでしょうか。

先生は偉大なる学者でありながら、偉大なる教育者でもありました。

かの難解なケインズについて、仏教について、イスラム教について、キリスト教についてなど、凡庸な人間にでもわかるように説明する技術は神業とさえ言えます。

また、先生の天皇論も非常に優れたものでした。

そして、中国とはじめとする他国の分析にも目を見張るものがあり、中国、ロシアに南北の領土を侵され始めた国難の時に、今こそ必要とされるこの巨星を、我が日本が失ってしまったことは、この国の前途に暗澹たる不吉さを感じずにはいられません。

小室先生のご恩に感謝するとともに、冥福をお祈り申し上げます。


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