「対応に万全を期したい」
と、警戒を示している。
また、防衛相は、4日のミサイルについて、発射された時刻についても明らかにしている。それによると、ミサイルは、8時、8時半、10時40分、正午、午後2時40分、4時10分、5時半に発射されたという。
また、発射元は、南東部の旗対嶺で、落下推定地点は北朝鮮沿岸の日本海であり、これは北朝鮮があらかじめ設定していた地点だと話した。
さて、これらのミサイルだが、その撃ち分けは、スカッドCやノドンであるという。
国防当局によると、その命中率はさらに向上しているといい、北朝鮮がミサイル開発に力を入れてきたことが伺われる。
外交通商部では、この北朝鮮のミサイル発射を「国連安全保障理事会の決議に違反する明白な挑発行為」と非難している。
これもまたいつもの北朝鮮ミサイル外交の流れか。
しかもこの発射。その狙いが憶測して欲しいと言わんばかりに、米国の独立記念日である7月4日だった。
受け取り方によっては、米国主導の経済封鎖などには屈しないぞ、という意思表示とも言える。
前例もある。
06年の米国独立記念日にも、やはり同じ7発の長・中・短距離ミサイルを順に発射しているからだ。
このときは、米国の対北朝鮮制裁の初めとして、マカオ金融機関であるのバンコ・デルタ・アジア(BDA)の資産凍結を行ったときであった。
さて、これで北朝鮮は今年の前半だけで、18発ものミサイルを発射している。いずれも高額な費用がかかる発射だ。
軍事専門家の試算では、約3億3000万ドル(約32億円!)の費用がかかっているのではないかという。これは北朝鮮の食糧不足の約1年分をまかなえる金額だという。
なんだか酷い話だ。
ミサイルを飛ばしている場合ではないだろう。
いや、実際はもっと費やしている。
例の核実験にかかった費用は加えていないのだ。これを加えると、相当北朝鮮の国民が餓死できる。
とはいえ、これらの実験結果からも明らかなとおり、より進歩したミサイルは、北朝鮮が外貨を稼ぐ重要な商品でもある。
現在でもイランやそのほかの中東諸国は重要な取引先となっている。
これまでのミサイル発射で、北朝鮮は韓国や日本が、完全に射程距離だぞ、と言っているようだ。
さらに子の後、いよいよ米国も射程距離なのだぞ、と主張するためのミサイルを発射するのかもしれない。
さて、日本だけでなく、米、韓、中、露は、どうするのか。
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