2013年06月27日

新疆ウイグル自治区で暴動。これが中国による侵略の実態か

27日までに中国の国営メディアが報じたところに依れば、26日の未明、中国北西部の新疆ウイグル自治区ルクチュンで暴動が発生し、27人が死亡したという。

以前からこの新疆ウイグル自治区では、元々暮らしていたウイグル族やイスラム系の人々と、移民政策によって侵入してきた漢族との衝突が起きている。

そのため、在外のウイグル族組織はこの中国国営メディアの報道内容に注意するように訴えている。なにせ国営だ。中国共産党に都合の悪い情報は流さないだろうし、征服されつつあるウイグル族に都合の悪い情報が流される可能性もあるからだ。

中国国営メディアは今回の暴動については、その原因や暴動を起こした者たちについての情報は流していない。ただ、「ナイフで武装した暴徒」という表現を使ったため、在外のウイグル人組織である「世界ウイグル会議」(拠点はドイツ)は、この暴徒はウイグル人を示すと指摘している。

死亡者の内訳は、住民が8人、警官と警備員の合計が9人、暴徒が10人だという。この暴徒は警察署や地方政府の建物を襲撃したようだ。また、警察車両に放火もしている。明らかに政府の抑圧を受けている人々だろう。

何しろ漢族は、他民族を支配すると、厳しい締め付けや抑圧を行うため、元の住民からは反感を受けることが多い。

さて、世界ウイグル会議は情報を集めようとしているが、既に暴動が起きたルクチュンがあるトルファン地区との通信手段が切断されているという。そのため情報収集が出来ない状態だ。

その状況を受けて、世界ウイグル会議は国際社会に対して、中国の国営メディアの情報を鵜呑みにしないように訴えている。

ウイグル族は2009年の7月にも、ウルムチで漢族と衝突しており、そのときは約200人が死亡し、1700人が負傷するといった惨事になっている。

今年も4月にはウイグル族と漢族は衝突していた。このときはカシュガルで、21人が死亡している。

この度の暴動について、米国国務省のベントレル報道部長は26日に記者会見で言及している。

「情勢を注視している。中国当局がきちんとした透明性のある捜査を行うよう望む」

まぁ、無理だろうが、一応言っておかないと、というところか。ただ、実は何が起きているか分かっているのだぞ、と臭わせる事を付け足した。

「現地ではウイグル族やイスラム教徒に対する差別が続いていると伝えられていることを深く懸念している」

そういうことだろう。新疆ウイグル自治区では、漢族が引き起こした格差や宗教活動の締め付けが続いている。

それだけでは無い。漢族は、この地に豊富な資源である石油や天然ガスの利権を独占しているのだ。これが中国政府が新疆ウイグル自治区を支配する理由でもある。その結果、利権を独占する漢族と、利権を奪われた地元のウイグル族との間の格差は拡大し続けている。

再び新疆ウイグル自治区での暴動が拡大する可能性もある。

さて、このような自体を、独立するなどと行って中国から賛同を得ている我が沖縄の人々はどのように受け止めるだろうか。中国に支配されるとは、こういうことなのだ、ということを知っておいた法が良い。


『沖縄県民よ、独立(中国の属国化)の主張にそそのかされてはならない』(2013/05/16)
http://newsyomaneba.seesaa.net/article/361589877.html

『沖縄県民よ目を覚ませ。沖縄の近代化は、米国統治で成し遂げられたのだから』(2013/04/28)
http://newsyomaneba.seesaa.net/article/357700954.html



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2013年06月25日

交渉窓口を開いたタリバンが何故、アフガニスタンの首都を攻撃しているのか

25日朝、6時半くらいだったという。アフガニスタンの反政府武装勢力であるタリバンが首都カブールの大統領府と周辺施設を攻撃した。

狙われた施設には、国防省の他にアリアナホテルがあるが、このホテルには、CIAのアフガニスタン本部がある。

この時点でのカルザイ大統領の所在は不明だ。

タリバンの攻撃を受け、治安部隊が応戦した。銃撃戦が行われ、数度の爆発も起きたという。

そしてタリバンの報道官から犯行声明が発せられた。

「大統領府や国防省それに外国人が宿泊するホテルを狙って一斉に攻撃を仕掛けた」

治安部隊との銃撃戦は90分ほど続いた。その結果、タリバンのメンバー5人(これで全員だったらしい。報道によっては4人)は全て死亡した。また、警備員2人も死亡したと伝えられているが、詳しいことはまだ分かっていない。

また、現場の近くにJICA(日本の国際協力機構)の事務所があるが、日本人が巻き込まれたとの情報はない。

しかし何故、今タリバンは攻撃を行ったのか。というのも、先週タリバンは、カタールに対外的な窓口としての事務所を開設したばかりだからだ。これはタリバンが、和平についての話し合いを行う姿勢を示したものとして広く歓迎された。

ところがここで子供じみた問題が発生した。

タリバンがカタールに開設した和平交渉のための事務所に、旧政権時代の国名を記し、国旗を掲げたのだ。

これに対してカルザイ大統領が反発してしまった。つまりへそを曲げた。

これに対してタリバン側の代表を務めるタイブ・アガ氏は言う。

「ささいな問題だ。カルザイ氏は気に入らないことがあるたびにへそを曲げる。これでは交渉は進まない」

まぁ、その通りだが。

ところでタリバン側としては、和平交渉をする気があるのか。タイブ・アガ氏は言う。

「過去10年以上にわたる戦禍の苦しみは我慢の限度を超えている」

だから米政府やカルザイ政権との和平交渉を行いたいというから、気持ちはあるのだろう。

ところがこの交渉は難しい。タリバン側の要求が多すぎる気がするのだ。

まず、タリバンが参加する暫定政権を発足し、その暫定政権下で大統領選や議会を行えという。丁度来年に大統領選が予定されているため、カルザイ大統領としては飲みにくいだろう。

また、米政府がタリバンに要請している女性の権利保障に対する回答が、

「西側諸国や(イスラム圏の世俗国家)トルコの『女性の権利』は認められない」

というもので、相変わらずタリバンは女子の教育は否定し、女性のブルカ着用を義務づけるとしているのだ。これも現在のアフガニスタンでは受け入れられないだろう。

しかしタリバンはへそを曲げたカルザイ大統領を揺さぶるために、どうやらこの度の攻撃を行ったと考えられる。

相変わらず、武力で解決する方法が先立つというこの姿勢をタリバンが改めない限り、和平交渉などとてもおぼつかないだろう。




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2013年06月24日

スマホを使ってオリジナルTシャツが1枚から発注できるサービス開始!

「tmix(ティーミックス)」というサービスでは、以前からウェブ上でデザインしたオリジナルTシャツを購入出来るサービスだったが、6月4日から、これにスマートフォンやタブレットを使ってオリジナルTシャツをデザインして1枚から購入できるサービスも開始した。

サービス名は「スマートフォン向けtmix(ティーミックス)」。これはなかなか楽しいかもしれない。

自分たちのチームやサークル、あるいはイベント用にも気軽に使える。

しかも素材が600種類以上、フォントも60種類以上あるというから、かなり好き勝手なデザインができそうだ。もちろん、カラーで印刷される。

しかも2枚以上の購入で送料が無料になるだけでなく、たったの10枚以上で割引対象となるという。

また、デザインも保存しておけるので、後で足りなくなったても同じデザインで購入できるから安心だ。

オリジナルTシャツを少数1枚から作って購入できるtmix(ティーミックス)、スマートフォン・タブレット向けサイトを新たに開始

ドリームニュース・ブログメディア参加記事

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北朝鮮の開城遺跡地区が世界遺産に決定。ついでに金正恩第一書記を天然記念物にしてはどうか。

日本では富士山の文化遺産登録で沸いているとき、お隣の北朝鮮でも開城(ケソン)遺跡地区が世界遺産に登録されることが決定して、沸きに沸いた。

開城(ケソン)遺跡地区は高麗王朝時代の都だ。

23日、ユネスコの世界遺産委員会はこの北朝鮮の遺跡区を世界遺産登録リストに登録を決定した。

開城遺跡地区は韓国との国境に近い。ここを都としていた高麗王朝は、10世紀から14世紀に繁栄した。

世界遺産委員会はこう、評価した。

「開城歴史遺跡地区は、高麗王朝の支配根拠の地を代表する遺産で構成される。この遺産は統一された高麗王朝が思想的に仏教から儒教までの時期の政治・文化・思想的価値を内包している」

これで北朝鮮には、2004年に登録された高句麗古墳群と2つの世界遺産が登録されたことになる。

開城遺跡地区に含まれるのは、開城城壁の5つの区域と、満月台(マンウォルデ)と瞻星台(チョムソンデ)遺跡、開城南大門、高麗成均館(コリョソンギュングァン)、崇陽書院(スンヤンソウォン)、善竹橋(ソンジュクギョ)と表忠閣(ピョチュンガク)、高麗王陵(コリョワンルン)など。

この内、王陵に墓主が分かっているのは王建陵(ワンゴンルン)や恭愍王陵、高麗29代忠穆王(チュンモクワン)の墓である明陵(ミョンルン)だが、墓主が明らかになっていない墓郡も含まれている。

北朝鮮の代表団は、登録決定が決まると、当然のことながら国旗を掲げて、

「万歳(マンセー)」

と声を上げた。

しかし開城市が高麗の首都として栄えていた頃のことを思うと、「万歳」などと素直に喜べまい。

何しろ高麗時代の開城市の人口は70万人だったとされているのだ。文化も華やかで、ペルシャ、インド、中国、そして日本から多くの証人達が訪れて商品や文化の交流が行われていた。

しかし現在の開城市はどうか。人口は半分以下の約30万人だ。当然、文化交流などない。なんとも落ちぶれた物である。

しかも北朝鮮の遺跡に詳しい人々は、例の朝鮮半島共通の習慣として、またしても日本に対してケチを付けている。

なんと、墓主が明らかにされていない王陵があるのは、日本のせいだというのだ。

つまり、植民地時代に粗暴な日本人達が、墓を破壊し、盗掘し、石碑を破壊したからだ、というのだ。

「墓の盗掘など日帝が犯した文化遺産に対する破壊・略奪行為は、朝鮮民族の文化と歴史さえも徹底的に抹殺しようとした悪らつな蛮行の一部に過ぎない」

と、遺跡のガイドは言う。

なーんでも日本のせいだ。悪いが、日本には墓荒らしの風習は無い。墓荒らしの伝統があるのは、中国とそのまねをした朝鮮人だ。

恐らく墓荒らしをしたのは、朝鮮人か中国人であろう。

それより私は提案したい。

いまだに共産主義を掲げ、世襲制の独裁政権を保っている世界にも珍しい北朝鮮と、その頂点にたつあの妙にもち肌のデブ、いや失礼、金正恩第一書記を、天然記念物にして、檻に入れて保護してはどうか。



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2013年06月23日

祝!富士山の世界遺産登録。と、妻のお土産?

今日は軽めに。

22日、富士山が三保の松原を含めた形でユネスコの世界遺産委員会によって、世界文化遺産として登録することが決定された。

自然遺産ではない。文化遺産だ。これを勘違いしてはいけない(いや、いけないってことはないのだけれど…)。

だから正式名称は「富士山-信仰の対象と芸術の源泉」という登録名になる。つまり自然の美しさではなく、信仰の対象や芸術の源として評価されたわけだ。

富士山の構成遺産には、富士山信仰の対象であるとして標高1500メートル以上の山域、麓の浅間神社、白糸ノ滝、富士五湖などが含まれた。

しかし三保の松原はまさかの逆転登録。日本人の私でさえ、これはちょっと無理があるなぁ、と疑問視しているにも関わらずだ。

さて、実は奇しくもこの世界遺産登録とは全く別の要件で愚妻が河口湖の近所に出かけており、先ほどくたくたになって帰宅した。

すると面白いお土産を買ってきてくれたので、早速撮影してここに発表します。

一つは「ふじフォンケーキ」。「富士山」と「シフォンケーキ」を掛け合わせた名称だ。

ふじフォンケーキ.jpg

もう一つは「ふじメロンパン」。もう、単純に富士山をかたどったメロンパンだ。

ふじメロンパン.jpg

要するに、このお土産の写真をアップしたかっただけなのだ。

お粗末でした…。



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2013年06月19日

トルコのデモはイスラム化に反発する世俗主義か。「無言の抗議」作戦を始めた人々

18日、トルコのイスタンブール中心部にあるタクシム広場に数百人の男女が無言で立ち尽くすという抗議活動が始まった。この場所は、これまで反政府デモ隊と警官隊が激しい暴力的な衝突を行ってきた場所だ。

それが静かな抗議活動に変わった。ただ黙っているだけであるため、警察も武力による取り締まりは行えないが、それでも参加者の一部は警察に拘束された。

始まりは前日の17日だった。パフォーマンス・アーティストであるエルデム・ギュンドゥズ氏がタクシム広場のケマル・アタチュルク初代大統領の肖像に向き合い、5時間も立ち続けたことが最初の一人だった。

すると人々は彼を「スタンディング・マン」と呼び、賛同者が続々と集まり始めたのだ。中にはグループで参加し、手を繋ぎ合う人々もいた。

連行された参加者は語る。

「あらゆる暴力に抗議するために立った」
「黙って立っているだけで拘束するなんてばかげている」

連行されたのは20人前後のようだが、この「無言の抗議」を始めたエルデム・ギュンドゥズ氏が含まれていたかどうかは分かっていない。

そして18日の夜には、とうとう1000人ほどの人々が広場を埋め尽くし、結局占拠している状態になった。

ただ、警官隊も、広場にデモ隊が立ち入ることは規制していたが、一般の歩行者は自由に立ち入ることができるため、仕事帰りの人々などが、普通に広場に入ることを規制することができなかった。

そして集まった人々は、ただ黙って立ち尽くすのである。

この状況がテレビで報じられると、それを見た人々がさらに参加するという状態になった。

参加者の一人は言う。

「叫んだり暴力を使ったりしなくても、政権に圧力をかけられることが分かった」

はたしてそうだろうか。

さて、お浚(さら)いしておきたい。そもそもこのデモは何を訴えるために行われているのか。

きっかけは、このタクシム広場にあるゲジ公園の再開発計画だった。ここにオスマン帝国時代の兵舎を模した多目的ビルを建設すると政府が発表したのだ。

これに国民が反発した。

まず、建設が予定されているビルのイスラム色の強さだ。次にエルドアン首相一族の暴利を貪る姿だ。何しろその再開発に関わる企業や資本家の面々は、あからさまにエルドアン首相と親密な関係社ばかりで、エルドアン首相一族や近い者たちにばかり莫大な利益が転がり込むことが目に見えていた。

そのようなこともあり、また、環境破壊するということへの抗議もあり、ゲジ公園の存続を訴えるデモが始まったのだ。

問題はこのデモに対する政府の対応だった。

警官隊はこの小規模なデモの参加者らに対し、催涙弾を使用し、高圧的な対応を行った。

これに反発した人々が、さらにデモを激しく行い始めた。さらにデモはトルコの各地で発生するようになった。

しかしエルドアン首相はゲジ公園の取り壊しを撤回しないことを強調する。

そもそもトルコはイスラム圏では珍しいほど世俗主義をとる国である。ところがエルドアン首相の政権が長くなるにつれ、彼はイスラム回帰を表に出し始めた。

例えば大学などの公の場では、女性はスカーフ着用を認める法案を提出したりしている。また、5月には夜間の酒類販売禁止法案も可決されている。

このようなエルドアン首相のイスラム回帰に反発する知識階級は多い。

つまり、この度のデモのきっかけはゲジ公園の再開発計画だったが、その背景には長期政権のエルドアン首相がイスラム回帰を目指し、世俗主義から逸脱を始めた事に対する国民の反発があると見て良さそうだ。

デモの参加者の一人は言う。

「トルコの貧富の格差は広がるばかり。大学を出てもコネがなければ就職もできない。この上、国がイスラム化すれば、経済成長も止まってしまう」

この言葉にデモの動機が現れているであろう。長期政権による閉塞感と世俗主義逸脱に対する不満が見て取れる。

また、別の参加者は言う。

「エルドアンは王のように振る舞い始めた。10年の長期政権で勘違いした自信を深め、世俗主義を捨てた」

本来エルドアン首相は2003年に就任していらい、現実路線でトルコに高成長をもたらした功労者だった。それが長期政権化することで、一族を富ませ、イスラム色を強め始めたのだ。

やはり長期政権は腐敗しやすいと言うべきか。

また、現在のトルコは、1982年に定められた憲法で世俗主義、つまり政教分離が行われることで、国民は西欧的な自由も手に入れ、経済成長も手に入れた。

だから世俗主義から逸脱し、身内だけを富ませようとしているように見えるエルドアン首相に対する不満が溜まっていたのだろう。

さらにエルドアン首相は、彼が貧困層出身であることから貧しい国民の強い支持を得られていたのだが、長期政権の結果、エルドアン首相とその一族が富裕層に様変わりしていた。

これをそれまで支持していた国民は、エルドアン首相を私利私欲を貪る権力者とみなすようになった。

まとめると、この度のトルコのデモ拡大の背景は、貧しい国民の見方で有り、世俗主義によって経済成長に貢献し、国民の支持を得たエルドアン首相が、長期政権化することで、私利私欲を貪る富裕層になり、ゲジ公園の再開発に象徴される世俗主義逸脱の方向性に、国民は反発しはじめたのではないだろうか、ということになる。



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2013年06月15日

『隣の陰陽師──懸想橋の約束』[Kindle版] 地蔵 重樹



今回は新刊のご案内です。

『隣の陰陽師──懸想橋の約束』[Kindle版]
地蔵 重樹(著)

伝奇小説です。
以下Amazonの紹介文より。

──

 フリーライターの小栗護が引っ越した先の、格安賃貸マンションの部屋は、地縛霊が現れるという曰わく付きの物件だった。しかも隣の部屋には、陰陽師を自称する奇妙な男が住んでいた。
 そんな折、護が出版社から依頼されたのは、「御筥(おんばこ)様」という謎の箱を祭るという的中率の高い占い師の取材だった。
 その取材のために訪れた町の中心を流れる川の河川工事の現場からは、丁寧に埋葬されたらしき古い人骨が発見される。
 人骨の発見と時を同じくして一人の娘が失踪し、三代に渡る男達が犠牲となる猟奇殺人が起きた。
 護たちの取材は、隣人の陰陽師を巻き込んだ謎解きとなり、ある寺に伝わる人柱伝承と、懸想橋と呼ばれる橋にまつわる少女の悲しい恋いの物語とが結びつこうとしていた。
 一途な想いは、時空を超えて怨念へと変わり、やがて呪術のぶつかり合いとなる。
 二つの時代が交叉する物語が今、語られ始めた。

──



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2013年06月14日

米国がシリアの反体制派への武器供与拡大を決定

13日、ローズ米大統領副補佐官は電話での記者会見で、シリアのアサド政権が反体制派に対して化学兵器のサリンなどを使用したことを結論付けたと明らかにした。

いよいよオバマ大統領が言っていた、レッドラインをアサド政権が越えたことになる(あるいは越えたことにした?)。

化学兵器の使用規模はまだ小規模とされているが、既に150人前後が死亡したと推定されている。

そしてこのレッドラインを超えたことで、オバマ大統領は反体制派への武器供与を含めた支援を拡大することを決めた。ただ、まだ具体的な内容は決定していない。恐らく小火器や弾薬の提供となるのではないかと、見られている。米軍が動くという話は無い。

より具体的な対応方法は、17日からのG8サミットで協議されるという。

それにしてもこの度の化学兵器を誰が使ったのかの判断は難しかったはずだ。米当局によれば、アサド政権が化学兵器を使用した根拠は、政府高官が計画していたこと、時間、場所、手段、被害者の状況などが決め手となったという。ただ、具体的な内容はネットでは見つけられなかった。

さて、米国がシリアの反体制派に武器供与などの拡大を決定したことで、英仏などを含む欧米諸国が反体制派側と言うことで足並みが揃ったことになる。

ただ、米国の武器供与は場合によってはアルカイダに利用される可能性もあるだろう。例えば反体制派のヌスラ戦線はアルカイダと繋がっている。単純に反体制派に武器を供与すれば、アルカイダも米国の武器を手に入れることになるのだ。

もう一つ勘ぐってみれば、実は化学兵器使用者の決定的な証拠など無かった可能性がある。

単純に、このところ優勢になり始めたアサド政権とのバランスを取るために、反体制派への支援を強化する必要が出てきたため、レッドラインを超えたことにした可能性がないとは言えない。

さて、ロシアはどう出てくるか。シリアの内紛には大国の思惑やヒズボラやアルカイダといったテログループの思惑も絡んでいる。



以下、シリア関係の記事です。

『シリアに対する日本政府の立ち位置』(2013/06/11)
http://newsyomaneba.seesaa.net/article/365988776.html

『シリア内戦を停止させる国際会議の開催は可能か』(2013/05/27)
http://newsyomaneba.seesaa.net/article/364050350.html

『シリアの内戦がレバンノンに飛び火する』(2013/05/27)
http://newsyomaneba.seesaa.net/

『シリア・ヒズボラ連合で攻勢をかけるアサド大統領の狙い』(2013/05/20)
http://newsyomaneba.seesaa.net/article/362493849.html

『国連総会がシリア国民連合を、政権移行の対話者として認める決議を行った』(2013/05/16)
http://newsyomaneba.seesaa.net/article/361570283.html

『イスラエルが内紛中のシリアを空爆する理由』(2013/05/05)
http://newsyomaneba.seesaa.net/article/359067477.html

『(続)シリアでサリンが使用されたという情報は、米国を参戦させるための捏造か』(2013/04/26)
http://newsyomaneba.seesaa.net/article/357324613.html

『シリアでサリンが使用されたという情報は、米国を参戦させるための捏造か』(2013/04/24)
http://newsyomaneba.seesaa.net/article/357023672.html

『シリアで化学兵器が使われたのか。お互いを非難する体制派と反体制派』(2013/03/20)
http://newsyomaneba.seesaa.net/article/348363101.html

『シリア反体制派が暫定政府に首相を選出したが…』(2013/03/19)
http://newsyomaneba.seesaa.net/article/347857251.html

『シリアの使ったガスは化学兵器か?態度を変えつつあるロシア。』(2012/12/25)
http://newsyomaneba.seesaa.net/article/309829131.html

『シリア、サリンを準備中か』(2012/12/04)
http://newsyomaneba.seesaa.net/article/305190492.html

『ロシアとトルコ、経済では協力、対シリア外交では距離』(2012/12/04)
http://newsyomaneba.seesaa.net/article/305180076.html

『シリアの砲撃に報復するトルコ。シリアは何故トルコ//砲撃したのか。』(2012/10/04)
http://newsyomaneba.seesaa.net/article/295414151.html

『シリアは化学兵器を使用するか』(2012/07/24)
http://newsyomaneba.seesaa.net/article/282860806.html

『シリアで200人規模の虐殺。アサド政権側か、反政府側か。』(2012/07/13)
http://newsyomaneba.seesaa.net/article/280748896.html

『シリアは「戦争状態」にあると認めたアサド大統領に焦りが見られる』(2012/06/27)
http://newsyomaneba.seesaa.net/article/277587322.html

『シリア軍がトルコ軍戦闘機を撃墜。しかしNATOを敢えて刺激するだろうか。』(2012/06/23)
http://newsyomaneba.seesaa.net/article/276862619.html

『シリアのシャッビーハ(シャビハ)という狂犬の暴走』(2012/06/07)
http://newsyomaneba.seesaa.net/article/273939512.html

『撤退どころか越境し始めた。シリア軍の暴走が止まらない』(2012/04/10)
http://newsyomaneba.seesaa.net/article/263642669.html

『シリアに対し、一枚岩になれないアラブ連盟』(2012/04/01)
http://newsyomaneba.seesaa.net/article/261615315.html

『シリアのアサド政権を維持させたいロシアの思惑』(2012/02/06)
http://newsyomaneba.seesaa.net/article/250749829.html

『国際社会による軍事介入の可能性が高まるシリア政府の強硬姿勢』(2012/01/23)
http://newsyomaneba.seesaa.net/article/248074698.html

『シリアの自爆テロは、反体制派か、アサド政権の自作自演か』(2012/01/08)
http://newsyomaneba.seesaa.net/article/244957285.html

『シリアで任務についたアラブ連盟の監視団。しかしどうにも怪しい。』(2011/12/30)
http://newsyomaneba.seesaa.net/article/243414862.html

『シリアの報道は事実か?あまりに狂気を帯びた惨状が報じられている。』(2011/11/29)
http://newsyomaneba.seesaa.net/article/237704569.html

『リビア化するシリアの弾圧とアサド大統領の強硬姿勢』(2011/11/20)
http://newsyomaneba.seesaa.net/article/236176084.html

『シリアで何が起きているのか。シリア騒乱への経緯。』(2011/11/07)
http://newsyomaneba.seesaa.net/article/233918198.html
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2013年06月11日

シリアに対する日本政府の立ち位置

内戦状態に解決の糸口が見えないシリアだが、日本政府の立場があまり知られていないので、投稿したい。

あまり知られていないが、日本政府はこれまでもシリアに対して既に約8000万ドルの人道支援をしてきた。しかし国際機関を通じての支援であり、反体制派に行き渡っていないという判断を行った。

すなわち支援の対象はシリアの難民や避難民であり、あきらかに反体制派であり、日本政府の立場はアサド政権退陣を求める側にある。

さて、11日。安倍晋三首相は、シリアの反体制派への支援について、さらに踏み込む方針を固めた。これは、17日から英国の北アイルランドで開かれるG8サミットで日本の貢献とアサド政権が反政府勢力に対する武力弾圧の即時停止を求める表明するためとみられる。

支援内容は物資提供に限る見込みで、例えば自動車、発電機、飲料水、医療物資などを検討中らしい。

この件について、菅義偉官房長官は11日に記者会見で言及している。

「首相の具体的発言は調整中だが、軍事的用途に転用されず、紛争の助長につながらないような分野に限って(支援を)検討している」

また、岸田文雄外相も同日の会見で言及した。

「シリア政府や国際機関の支援が及ばない地域へ支援を行う」

特に「反体制派の支援ユニットやNGOと調整し、保健分野への支援を行う」としている。

またG8サミットでは、レバノンやヨルダンなどの近隣諸国への支援も表明することを検討しているようだ。

さて、この間、シリアはどんな状況か。

10日、シリア政府軍は北部アレッポの反体制派を壊滅すべく、大規模な軍事行動を開始したことを明らかにした。作戦名は「ノース・ストーム」という。

対する反体制派武装勢力の「自由シリア軍」は、アレッポの軍用空港に集中的な攻撃を与えている。これは、外部との物資輸送ルートを奪還する為らしい。

最近では化学兵器を使ったことを、アサド政権側も反体制派側もお互いに避難しあっているが、テレビ局のアル・アラビーヤ(本部ドバイ)は、ダマスカスの郊外で政府軍がサリンガスを使用したと報じた。

日本の支援は、国際社会やシリアにどのような影響をあたえるであろうか。





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2013年06月04日

天安門事件から24年。中国の民主化は進んだか

1989年の6月4日は天安門事件があった日だ。が、まず、話は現在の米国に飛ぶ。

3日、米下院外交委員会の小委員会では、天安門事件に関する公聴会が開かれた。これは8日に行われる米中首脳会談を狙い撃ちしたものとなる。

出席者らは、オバマ大統領に、中国の人権問題に厳しく対応することを求める声を上げた。

この委員会での証言者となったのは、当時の天安門事件の学生リーダーだった民主活動家の魏京生氏と在米活動家の柴玲氏らだった。

魏京生氏は言う。

「中国国民は以前、事件に対する“償い”を求めていたが、現在は事件の責任者を追及し、共産党が非を認めることを求めている」

そして、

「共産党政権は正統性を失っている」

と述べた。

柴玲氏も言う。

「(天安門事件は)多数の中国人にとって、依然癒えない心の傷だ」

これらの証言を受けて、出席議員らは、

「(オバマ大統領が米中首脳会談で)人権についてしっかり、明確な立場を取ることを望む」

と要請した。中国の民主化には外圧が必要だ、といことか。

しかし当の中国では、習近平体制になって、ますます言論統制が強化されているという。

それでも香港では、日本時間の4日未明、犠牲者を追悼する集会がひらかれ、ロウソクがともされた。

すると、早速中国ではネット上で「天安門」だけでなく、「ロウソク」も検索できなくされたという。

天安門では、警戒態勢が強化され、手荷物検査などが行われている。

このような状況を見て、天安門事件の遺族達は公開書簡を発表した。

「(習近平体制になって)政治改革への希望は薄れ、絶望感が襲ってくる」

さて、再び米国に戻ると、米国在住の民主活動家の唐柏橋氏がホワイトハウスのホームページに署名を求めるサイトを設置した。

ホワイトハウスのホームページでは、署名が10万人に達すれば、署名者の要請を米政府が受け、公式声明を発表するという仕組みになっているからだ。

唐柏橋氏はこのサイトで、中国共産党が民主化運動への迫害を停止し、投獄された運動家を釈放する声明を求めている。これは、「六四運動」のための声明であるとしている。

「六四」とは、1989年6月4日の天安門事件を示す。

天安門事件では天安門に集結した民主化を求める一般市民が、人民解放軍によって武力弾圧され、多数の死者(中国政府発表では319人だが)を出したという事件だ(若い人は知らないだろうから、念のため)。

つまり、人民解放軍というのは、中国国民の為の軍ではなく、共産党のための軍であることが証明されたようなものか。

唐柏橋氏も当時、逮捕されて3年間投獄された。そして1992年からは国外追放となった。

さて、再び中国に戻る。

中国では、遺族が政府に対して、当時の状況が明らかにされていないとして、真相究明を求めている。

しかし中国国内のメディアでは天安門事件に関するニュースは一切伝えられていないらしい。徹底した報道規制が敷かれているようだ。

既に共産党幹部の汚職や所得格差の拡大で暴動が起きかねない状況で、天安門事件など思い出されては大変だ、ということだろう。共産党の支配力に影響を与える可能性もある。

ここは徹底的に報道規制を敷かねばならないだろう。

しかし香港では、香港市民支援愛国民主運動連合会の李卓人主席が、追悼集会に15万人を参加させるべく活動している。これには習近平も神経をとがらせているはずだ。

李卓人主席は言う。

「私たちが抱く中国の夢は民主的な中国という夢だ。中国当局は人権や民主化の改革に何ら踏み込んでいない。習主席の中国の夢は私たちの夢とずれている」

明確な習近平指導部批判だろう。しかし本土での追悼集会は禁止されている。

北京は厳戒態勢とも言える。公安当局は事前に反体制活動家に対して命じた。

「外出せず、文章を発表せず、取材を受けるな」

そして主要大学での警戒を強化した。天安門広場の毛主席記念堂も公開中止にした。

反体制派も二分しているようだ。毛沢東を崇拝する左派と、民主や政治改革を求める右派だという。この両方を取り締まらなければならない。

しかも習近平指導部は矛盾している。腐敗撲滅を訴える一方、党幹部の資産公開を要求した人権派弁護士や民主活動家ら10人ほどが逮捕されたのだ。

もはや習近平指導部は民衆を恐れているのではないだろうか。

歴史学者の章立凡氏は言う。

「習主席らも本来は改革を行いたいと考えていたが、それを阻止する勢力が非常に強く、もはや改革という『手術』を行うには手遅れの段階にあるのだろう」

このような状況に、天安門事件の遺族グループである「天安門の母」は声明を発表した。

「(習氏への)希望は消え、絶望が近づいている」

さて、オバマ大統領は首脳会談で何を発言するだろうか。また、習近平指導部は、人民の不満を、どのように押さえつけるのか。

あるいは人民のガス抜きのために、またも反日運動を起こさせるのか。

中国の民主化は遠い。



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