2013年02月22日

自見庄三郎国民新党代表が、今度は自民党に泣きついているらしい

忙しくてブログの更新がままならないどころか、世の中で何が起きているか分からなくなってしまった。

さぞ、当ブログのアクセスが減っているだろうとアクセス状況を見てみると、

「増えている?」

一つは、韓国での性犯罪に関するいくつかの記事がアクセスを集めていたが、トップは以下の記事だった。
(韓国の性犯罪に関する記事は、まとめて記事最後に紹介しました。)

『破廉恥すぎる自見庄三郎金融・郵政改革担当相。この男が裏切ったのは亀井静香代表だけではなく、国民だ。』(2012/04/05)
http://newsyomaneba.seesaa.net/article/262509954.html

その下の方には、上記の記事の関連記事である、以下の記事も健闘していた。

『亀井静香国民新党代表は正しい。自見庄三郎金融・郵政改革担当相ら連立維持派は、この国のがん細胞だ』(2012/03/30)
http://newsyomaneba.seesaa.net/article/261260934.html

はて、何がおきたのだろう、とニュースサイトを見回してみると、国民新党の自見庄三郎代表が自民党に復党したくて泣きついている、という情けないニュースに気付いた。

──ああ、このニュースのせいか…。

やれやれ、相変わらずみっともない男だ。民主党が政権与党だったときは民主党にしがみつき、民主党が野党になったら今度は自民党に潜り込もうとしている。

しかも、党として協力しようといった独立心はなく、国民新党も解散するから、自民党の仲間にいれてくれ、という話だ。

いいかげん、引退したらどうか。とは思いつつも、いくつかの関連記事を読んでみた。

自見庄三郎代表は言う。

「いきすぎた郵政民営化の見直しというのが、国民新党の一丁目一番地。きちんと目的が達することができたので、保守党に帰らせて頂くということ」

郵政民営化改正案のことを言っている。しかし本当の理由は単純で、頼っていた民主党が次の選挙で当てにならないし、国民新党自身が国民からも、支持母体であった郵政団体(要するに全国郵便局長会)からもそっぽを向かれたからだ。当たり前だ。

用が済んだのなら、引退すれば良い。自民党に復党して何をしたいのか。いや、なんの役割があるのか。郵政民営化の見直しをせまることだけが、国民新党の存在理由だったのか?とも問いたい。今頃亀井静香元代表は、かつて自分を裏切った同士のあまりの情けなさに、泣くのを通り越して笑っているのではないか。

もっとも、自民党としては、単に頭数として利用できるのであれば、利用しても良いだろう。ただ、もう、この男にしゃべらせるな、と言いたい。

話を戻すと、自見庄三郎代表は、自民党に復党願を提出し、手続きとしての必要性から国民新党の自民党への吸収合併を要請した。

つまり、次の夏の参議院選挙に、自民党から立候補しようということだ。ただ、自民党の河村建夫選挙対策委員長は、即答を避け、保留とした。

「石破茂幹事長に届けて検討する」

そう答えた。

確かに自民党は参議院の数が欲しい時期ではある。しかし自民党内には、自見庄三郎代表の「復党は無理だ」との声が体勢をしめているとも報じられている。それに自見庄三郎代表一人など、欲しくない、という声もあるだろう。

何しろ国民新党吸収といったって、実質的には自見庄三郎代表一人が加わるだけだとみられているからだ。後の二人(野間健衆院議員、浜田和幸参院議員)は次回の選挙では無所属で立候補すると言われているからだろう。

それに、郵政団体が国民新党から自民党支持に乗り換えようとしている矢先に、その国民新党の自見庄三郎代表を迎え入れるのも、印象がよろしくない。

ちなみに、自見庄三郎代表が主張している郵政民営化の見直しについては、以下に投稿したことがあるが、この投稿をしている時点では、私の考えはまとまっていない。

『郵政民営化法改正案とは。分かりにくい賛否両論。』(2012/04/12)
http://newsyomaneba.seesaa.net/article/264112562.html


──と、一旦投稿したのだが、石破茂幹事長のコメントが出たので追記します。

自民党の石破茂は、22日の記者会見で、自見庄三郎代表が復党を申し入れたことについて、不快感を示した。

「究極の目標がわが党の参院選候補者になることなら、理屈として違和感を覚える」

その違和感の原因は何かというと、前述の通り、自見庄三郎代表が自民党に復帰する理由として、改正郵政民営化法の成立がなったからだと述べた。つまり、そのことを持って、国民新党の役割が終わったのだと。

しかし、石破茂幹事長はそこに違和感を覚えたのだろう。以下のコメントも出している。

「(自見庄三郎代表は)郵政の話は終わっていたにもかかわらず、国民新党は昨年の衆院選でわが党と正面から戦った」

ごもっとも。

要するに、自民党から立候補すれば、飯が食える、というだけの理由なのだ。さもしい政治屋だ。

追伸

このあと、再び忙しくて更新出来ずにいたら、とうとう韓国の性犯罪に関する記事へのアクセスが自見庄三郎関係の記事を抜いてしまった。

せっかくなので、韓国の性犯罪に関する記事は以下の通りです。結構書いていました。『韓国性犯罪シリーズ』と名付けたくなりました(苦笑)。
※韓流命の人は、読まない方が良いです。真実を知る勇気があれば、止めません。

『韓国初の化学的去勢命令。性犯罪が止まらない韓国』(2013/01/04)
http://newsyomaneba.seesaa.net/article/311380234.html

『韓国の性犯罪は過激で止まらない。もはや去勢しかないとの意見が出始めた』(2012/12/03)
http://newsyomaneba.seesaa.net/article/305019997.html

『(続)韓国の破廉恥さには目眩がする。性的犯罪国家は韓国である』(2012/10/16)
http://newsyomaneba.seesaa.net/article/297727339.html

『韓国の破廉恥さには目眩がする。性的犯罪国家は韓国である』(2012/09/30)
http://newsyomaneba.seesaa.net/article/294844966.html








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2013年02月17日

PM2.5より恐ろしい放射能が飛んでくるかもしれない

忙しくてブログの投稿が出来ずにいたが、その間も洪水のように様々なニュースが飛び交っており、焦っていた。

とりわけ話題になったのはロシアの隕石のようだが、これは1908年の「ツングースカ大爆発」と呼ばれた事件より小粒だ。

このツングースカ大爆発の原因はいまだに謎だが、個人的には五島勉氏の『ツングース 恐怖の黙示―遥か原爆以前に、突如、起きた核爆発の謎』(祥伝社:1977年)が非常に興味深い分析を行っているが、残念ながら絶版のようだ。

そして、空から堕ちてくる恐怖と言えば、同様に中国の大気汚染が話題になった。PM2.5が日本でも観測されたというものだ。

今回はそれらの延長で、もっと恐ろしいものが中国から日本に降り注がれるという話を取り上げることにした。

ずばり、放射能だ。

17日、つまりこのブログを投稿している今日のことだが、中国北部では初の原発となる紅沿河原発の1号機がいよいよ発電を始めた。日本との位置関係は以下の地図のようになる。


そう、日本の風上になりやすい。

当然、中国の原発技術を信用していない中国人自身が、インターネットなどを通じて反対運動を行っていた。

しかし当局は、この原発は安全で、現在深刻な状況になっている大気汚染や温室効果ガスの排出削減に有益なのだと宣伝している。

中国全体としては既に2011年8月(つまり3.11の後)に広東省深●(=土へんに川)市の嶺澳原発が稼働しているから初めてではない。

紅沿河原発は2007年8月から着工され、第一期として100万キロワット級の原子炉4基を建設している。これらは2015年までには全てが稼働する予定だ。

そして第二期として、2010年からの工事も始まっている。

この紅沿河原発の第一期に着工した4期の原子炉がフル稼働すれば、例えば2012年の大連の年間電力消費量を上回るのだという。遼寧省全体の電力消費量ではその16%を賄えるとしている。

しかし今度は中国人がナーバスになっている。何しろ高速鉄道の事故を忘れてはいない。今度も故障したら穴を掘って埋めるのか?今度は放射能が出るから、高速鉄道の比ではないぞ、というわけだ。

しかも最近、すぐ近くの北朝鮮が核実験を行ったばかりでもある。

当初は予定していなかったようだが、建設途中で福島第一原発事故があったため、慌てて周辺に放射性物質のモニタリング拠点を設けたらしい。

また、中国人が環境汚染にナーバスになり始めていることを受けて、中国政府はこれまた慌てて中朝国境沿いの都市での放射能観測数値の発表を始めている。

が、中国政府の発表をまともに信じる中国人がいるかどうか分からない。

前日の16日には、広東省広州市で北朝鮮の核実験に反対するデモが起きたばかりだ。核に敏感になっているときだ。

しかし実は我々日本人もびびらなければならない。国内の原発以上に、あの中国が運営する原発など、何が起きるかわからないではないか。

恐ろしいことに、紅沿河原発の近くの唐山市では、1976年に直下型大地震が起きているのだ。その際の死者なんと24万人(中国の発表なので、少なめの数字かもしれないが)だ。

また、前年の1975年にも約400キロ北東に離れた海城市で直下型地震が起きており、死者1千人を超えているという。

つまり、稼働開始した紅沿河原発というのは、直下型地震の実績がある地域にあるのだ。

しかしそんなことお構いなしに中国では原発の建設ラッシュが続いている。テピア総合研究所が2011年現在として作成した中国の原発位置を示す画像(http://sankei.jp.msn.com/images/news/130216/chn13021612240001-p1.jpg)に、私が日本の位置を合成したのが以下の地図だ。

○は既に運転中。△は建設中。□は計画中。

(クリックすると拡大します。)
中国原発位置.jpg

PM2.5は偏西風にのり容易に日本に到達した。上記の沿岸部にある原発で事故が起きれば、もっと容易く放射性物質が飛来するだろう。

と言うと、なにやら沿岸部の原発ばかりが気になるが、実は内陸部の原発も危ない。というのも、中国の内陸部で原発が計画されている場所はいずれも慢性的な水不足の地域なのだ。原発の制御に水は欠かせない。このことがどのような危険をもたらすか予測できない。

その予測の困難さは、中国政府がこれらの原発に関する情報をほとんど公開していないためだ。

世界中の原発の情報を収集分析している一般社団法人日本原子力産業協会の担当者もこぼす。

「安全対策の全貌がほとんどつかめない国という印象です。実態解明が難しく実にもどかしい。正直言ってストレスがたまります」

同協会のアンケート調査に対し、中国だけは常に無回答なのだという。

そして中国には、核によって人々が被害を受けても頓着しないという経歴があることも、同じ中国人や我々の不安を強めてしまう。

1964年から1996年の間に、中国は46回もの核実験を実施し発表している。この幾度もの核実験により、ウイグル族19万人以上が死亡し、129万人が被曝したというのだ。

また、上記の実験では、日本でも放射性物質の飛来が確認されており、大気や雨水から放射性物質が確認されている。

このときの核実験場(ウイグル自治区)から北部九州までは3800キロだが、現在建設ラッシュが続いている沿岸部の原発は1000キロ前後しか距離がないのだ。

他にも不安要素がある。これは高速鉄道と同じだが、実は原子炉の品質管理、安全管理、運営管理を行える技術者が不足しているらしいということだ。

これについては当の中国の専門家らが述べている。

「(原子炉の部品の)品質にばらつきが大きく納期も安定しない」

おいおい、大丈夫なのか?冗談じゃ無いぞ。

そして中国政府は2013年の既存原発の16基分を今後40年以内で25倍に増やすとしている。

ところがその拡張政策に、作業員の育成が全く追いついていないのが現状なのだという。

この「作業員の育成が追いついていない」というのは、まさにこの度大事故を起こした高速鉄道でも「現場の技術者の教育が追いついていない」と似たようなことが言われていたのだ。

いやぁな符合である。

そして、PM2.5より恐ろしいものが飛来してくることを覚悟した方が良さそうだ、という結論にいたるのだ。



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2013年02月10日

PC遠隔操作ウィルス「なりすまし事件」の犯人が逮捕

他人のパソコンに遠隔操作ウィルスを感染させ、他人になりすまして「2ちゃんねる」などに「コミケで大量殺人する」などと書き込んでいた男が容疑者として逮捕された。

10日午前に逮捕されたのは、東京都江東区の会社員、片山祐輔容疑者30歳だ。容疑は威力業務妨害となる。

まぁ、予想通りの年齢だったが、私は彼がネットのみで犯罪を繰り返し、引き際が良ければ迷宮入りすると思っていた。

しかし江ノ島にいる猫に、ウィルスの設計図のデータを首輪で嵌めるという軽率な行動に出たときに、「あ、こいつは捕まるな」と予想していた。

仮想空間だけで短期間活動して消えてしまえば、恐らく警察はどうにも手が出なかっただろう。専門家達もそのように指摘していた。

しかし、リアルな場にのこのこと出てきたら、そこは警察の得意なゾーンに足を踏み入れることになる。

しかも選りに選って観光地(防犯カメラがあるに決まっているではないか)である江ノ島に現れ、ご丁寧に猫の首輪に証拠品を取り付けるという行動をアナウンスしてしまった。

犯人は案外間抜けだった、というより、やはりどこかで「俺様がやったんだってことを、誰か気付よな!」との自己顕示欲があり、軽率な行動を取らせたのだろう。

片山祐輔容疑者は容疑を否定している。

「全く事実ではありません」

しかし、江ノ島で見つかった猫からは、犯人からのアナウンス通り、首輪に記録媒体が取り付けられており、そこにはウィルスの設計図データが見つかっている。

しかも、ばっちりこの猫に首輪を付けている片山祐輔容疑者が防犯カメラに映っていた。

首輪に付けられていた記録媒体はSDカードだった。中には、「iesys.exe」というウィルスのプログラムが見つかっている。

そのSDカードには文書も記録されており、「以前事件に巻き込まれたせいで、無実にもかかわらず人生の大幅な軌道修正をさせられた」とも書かれていた。警察はこの以前の事件との関連も調べることになる。

この事件では既に4人も誤認逮捕されており、それをあざ笑うかのごとくマスコミには犯行声明が送りつけられていた。それだけに警察の威信も掛かっていたのだ。それを片山祐輔容疑者は舐めてしまった。

この事件はインターネット社会を象徴する劇場型犯罪と呼ばれた。その劇場が、まもなく幕引きとなりそうだ。事件の発覚から4ヶ月たった。

まだ容疑者となっているが、あとは遠隔操作の記録さえ抑えればよい。既に警察は家宅捜査を行い、パソコン3台などを押収している。

まもなく結論がでるだろう。



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2013年02月09日

市場原理主義が電力コストを下げることができるのか

8日、経済産業省は電力システム改革の報告書をまとめた。柱は電力の「小売り全面自由化」と「発送電分離」となる。

小売り全面自由化は、これまで電力会社が地域独占していた家庭向け電力販売を解禁するもので、3年後をめざす。

また、発送電分離は電力会社から送電部門を切り離すというもので、こちらは5〜7年後を目標にするという。

以上を柱とした方向書に沿い、経済産業省は法改正を目指すことになり、これまでの電力会社による地域独占体制が崩れる可能性がでてきた。

所謂、電力供給システムの改革が目指されるということだ。

改革は三段階で進められるという。

第一段階では、各地域の電力会社の垣根を越えた送配電網を効率的に活用するために、「広域系統運用機関」というものを2015年に設立することを目指す。

第二段階では、電力の小売りを全面自由化することを目指し、これは2016年が目標とされる。すぐだ。例えばこれまでは一般家庭やコンビニなどには大手電力会社しか電力を販売できなかった。これが解禁され、利用者は自由に電力会社を選べるようになるとする。

第三段階では、いよいよ発送電分離を行う。これが2018〜2020年を目標とするから、それほど遠い先の話では無い。

ここで期待されているのは、地域独占や「総括原価方式」という特殊な販売体型がが認められてきた電力供給の仕組みに市場原理を持ち込むことができ、料金やサービスが向上し、消費者のメリットが出てくるという目論見だ。

果たしてそうか。

一応経済産業省は慎重に事を運ぶとしている。急激な全面自由化を急げば、単に供給体制の規模が大きい従来の大手電力会社が圧倒的な優位を保っているためだ。

そこで、発送電分離などの公正な競争環境が整うまでは、大手電力会社の現在の電力料金制度を併存させるとしている。

そして公正な競争環境が揃ったと判断できたら、悪名高い「総括原価方式」を廃止する事になる。

「総括原価方式」とは、現在の電力料金の販売価格を決定している方式だ。通常、商品の価格は、需要と供給の妥協点で決まるとされている。つまり、販売可能価格が先に目標として決められ、それに合わせてコストを決めていく方式だ。

例えばあるスペックの自動車が市場で受け入れられるには、200万円で販売しなければ他社との競争に勝てないし、消費者にも受け入れられない、と判断すれば、メーカーは200万円で販売できるための製造コストや販売コストを逆算して詰めていく。

また、牛丼が1杯300円を超えたら、お話にならない、という市場に参入するためには、300円でも利益が出る仕組みを構築せねばならない。

ここに市場原理の圧力による企業努力が要請されるわけだ。

しかし電力料金は異なる。「総括原価方式」とは、単純にかかった原価を積み重ねて、最後に一定の利益を乗せた価格を販売価格にするというものだ。

これは楽だ。掛かった分に利益を上乗せするだけだから、コストダウンの必要性も経営の合理化の必要性も無い。極端な話、「もっと儲けたいな」と思ったら、乗せる利益を増やせば良いだけだからだ。

なぜ、このような総括原価方式が成り立っているかというと、地域独占が認められる電力販売については、市場原理という圧力が無いからだ。だから、好きなだけ消費者に費用を負担させることが出来てしまう。

そのような既存大手電力会社の殿様商売的な体質を改善させ、電力販売にも市場原理を導入しようというのが、この度の電力システム改革の報告書が目指す物になっている。

しかしそうはいっても、例えば発電業に新規参入する際、送配電のインフラを利用するには、既存の大手電量会社から借りる必要がある。ここで、使用料を上げられてしまえば、新規参入発電業者は、圧倒的に不利となる。お話にならない。

だから、送配電網を既存の電力会社から分離し、別会社にすることで、送配電コストに関しては公平にしようというのが「法的分離」だ。

経済産業省はこの電気事業法改正案を今国会に提出する予定だ。

茂木敏充経産相が専門委で表明した。

「改革は大胆に、スケジュールは現実的に」

ただ、今国会に提出される改正案には発送電分離は本則に書かずに、付則にその方式や法整備の時期を記す意向だ。

一方、この法改正案について、電力会社大手10社で作られる電気事業連合会は反対する意見書を出した。

つまり、発送電分離に反対するということだ。これは、技術的な課題の検証が行われていないことや、電力安定供給を損なってしまう可能性について言及し、

「どの程度の時間を要するかを見極めるのは困難」

だから、反対である、という主旨らしい。そして、

「経営に多大な影響があり、ひいては安定供給にも影響が出る」

との懸念を表明した。一見、既得権益を守らんが為だけの発言に思えるが、実は実例があった。

実例とは、電力自由化によって、過当競争が発生し、利益獲得のための経費削減のために投資を怠る事態が発生して電力の安定供給ができなくなるというものだ。

これは例えば、1990年代の後半に、米カリフォルニア州が電力自由化を行った際に発生した。発電事業者が何をしたかというと、利益獲得競争のために、投資を怠っただけでなく、なんと価格を維持するために意図的に発電量を減らすことで供給力を抑えてしまったのだ。

その結果、大規模停電が発生する事態となった。

また、発送電分離が本当に電力料金の値下げを促すのか、という疑問も出ている。

例えば米国では1996年に、連邦エネルギー規制委員会が電気事業者らに対して、送電サービスを新規参入者に対しても差別無く提供することを義務づけた。

ところがその結果、(2011年の実績だが)全面自由化を行った北東部14州とワシントンDCの電気料金が1キロワット当たり平均14.3セントであったのに対し、まだ発送電の一貫運営を維持していた北西部や南東部の28州平均が11.0セントと、逆に安くなっていたのだ。

欧州でも同じ事が起きた。2007年に欧州委員会は送電部門を完全に別会社とする所有分離を決定している。

その結果、(2007年に対する2012年の比較だが)所有分離した英国の電気料金は27.8%も増加し、法的分離を行ったフランスでは16.6%増加している。

何が起きたのか。電気事業には巨大な設備投資が必要であり、燃料などもスケールメリットが発生しやすい。そのため、新規参入社が増加しても、彼らの発電コストは却って高く引き上げる原因となり、発送電一貫体制の方がスケールメリットを生かせた、ということになったらしいのだ。

そのようなことを踏まえて、日本エネルギー経済研究所の小笠原潤一研究主幹は言う。

「競争を促す政策を考えなければ、発送電分離だけでは電気料金の低下にはつながらない」

欧米の事例は当然研究されていると思われるので、必ずしも日本で同じ事が起きるとは言えないが、この辺りは慎重に事を運ばないと、単純に「市場原理を導入すればなんでも良くなる」という主流派経済学の迷信にはまってしまう。

さて、日本は電力供給の効率化とエネルギーコスト低下を実現できるだろうか。




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2013年02月07日

イカの群れが自力で飛ぶ写真!高さ2〜3メートル、飛行距離30メートル!

パソコンの電源を落とそうとしたら、衝撃的なニュースと画像(記事の最後参照)が目に入った。

なんと、イカが飛ぶというのだ。それも自力でジェット推進するという。

これは皆さんに知らせねばならない。何しろ私はイカが好きだ。刺身もいい、いかげそもいい、イカ飯も大好きだ。

その愛しいイカが空を飛ぶ!

これが黙っていられようか。

2月7日、北海道大学の発表によると、イカが飛んでいるところを連続撮影に成功した。これは世界初の成功例だとされている。しかも単にイカは水面からジャンプしているだけではない。

記事最後の写真を参照して欲しいが、なんと、腕とヒレを広げて揚力を作り出し、しかもジェット推進するという自力での飛行を行っていたのだ。

この観測に成功した名誉ある人達の名を記しておこう。

北海道大学大学院水産科学研究院教授の桜井泰憲氏
北海道大学大学院水産科学院・修士課程2年の村松康太氏
北海道大学北方生物圏フィールド科学センター助教の山本潤氏
北海道大学附属練習船おしょろ丸首席二等航海士の星直樹
北海道大学附属練習船おしょろ丸次席二等航海士の阿部拓三氏
国際基督教大学大学院アーツ・サイエンス研究科研究員の関口圭子氏

彼らの観測成果は、今月の5日付けで独Springerの科学雑誌「Marine Biology」に掲載された。

もともとイカがジェット推進力を持っていることは知られている。但し、それは水中での話だ。捕食者が接近するなどで危険を感じると、漏斗から水を噴出して加速して逃避する。

さらに、外洋性イカには、水を噴出して水面から飛び出す種類があることも知られてはいた。

ただ、どちらかというと、それらは都市伝説に近い扱いだった。

今回観測されたのは、実は2011年7月25日だった。おしょろ丸が東京の東方沖約600キロの北西太平洋実習航海中に行っていた目視調査の最中だった。

船に驚いたのか、イカの群れが水面から飛び出して飛行するところが確認された。

飛行したイカは、アカイカ科の若体だという。アカイカ科はスルメイカの仲間で、若体とは、成体になる前の小型の常態だという。

体長は全長(ヒレの先端から腕の先まで)で約203mmから225mmになる。

そしてイカの飛行は4段階の状態で構成される。

(1)飛び出し=ミサイル
水を噴出し、水面から飛び出す段階。ミサイルの状態で、ヒレは外套膜にまき付け、腕も水の抵抗を最小限にするためにたたまれている。

(2)噴射=ジェット機
なんと、空中に飛び上がった後、さらに水を噴射し、ミサイルの様に加速する。このとき、ヒレと腕を広げてなんと揚力を発生させる。ジェット機の状態だ。

(3)滑空=グライダー
水の噴射を終えると、揚力を維持したまま、空中を滑空する。グライダーの状態だ。この状態で安定して空中を飛行する。

(4)着水=ミサイル
再びヒレを外套膜に巻き付けて、水への衝撃を減少させる。つまり、「もうすぐ水面だ」と判断出来ているわけだ。適当に墜落しているわけではない。

そしてイカの飛行記録だが、

時速:約36キロ・メートル
高さ:約2〜3メートル
飛行距離:約30メートル!

しかし何故飛ぶのかは分からない。それはそうだ。イカにでも聞いてみないと。ただ、人間の勝手な推測では、水中の捕食者から逃げるためではないかという。しかし飛行中には、海鳥に捕食されているので、説得力がない。

ああ、イカが食べたい。

イカ、いや、以下、イカの飛行中の写真と飛行の仕組みを解説した図です。

【イカの群れが飛行する写真】
http://news.mynavi.jp/photo/news/2013/02/07/140/images/001l.jpg
より
<クリックすると拡大します>
ika-2.jpg

【イカの飛行の仕組み】
http://news.mynavi.jp/photo/news/2013/02/07/140/images/002l.jpg
より
<クリックすると拡大します>
ika-1.jpg



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2013年02月05日

生活費世界一が東京だと大はしゃぎ、デフレ対策をねじ曲げるかもしれない日本のマスコミ

4日、EIUという英経済誌エコノミストの調査部門が、毎年実施している世界の主要都市での生活費について発表した。以下がその結果で、生活費が高いトップ10だ。

1位、東京
2位、大阪
3位、シドニー(豪)
4位、オスロ(ノルウェー)
4位、メルボルン(豪)
6位、シンガポール(シンガポール)
7位、チューリヒ(スイス)
8位、パリ(仏)
9位、カラカス(ベネズエラ)
10位、ジュネーブ(スイス)

前回のトップはチューリヒだったが、今回は7位に下がり、前回2位だった東京がトップとなった。

さぁ、読売を初めとする日本のマスコミがどよめいた。こんなに物価が高いのに、インフレターゲットや公共投資に財政出動して良いのか?と言いたげだ。いったどこがデフレなのか?とも。

読売新聞のサイトでの見出しは『デフレなのに…生活費世界1位は東京、2位大阪』だ。

おいおい、デフレは海外にたいする商品やサービスの価格比較で決まるものでは無い。デフレとは、物価が持続的に下落している現象だから、単なる生活費の国際比較では分からない。

また、今回の生活費の高さに貢献したのは、恐らく食費や光熱費や家賃だろう。しかし、これらは総合物価指数からは除かれる。気候や国際情勢による影響が強く、乱高下するからだ。

だから、マスコミがはしゃいでいる物価高だからデフレでは無い、というのは、誤りだ。彼らは個別物価と一般物価水準を混同している。

まぁ、これがマスコミのレベルなので、そういうものか、と思えば良いのだが、マスコミの国民への影響力を考えると、心配にはなる。

マスコミの誤った(あるいは意図的な?)報道に扇動されて、正しい(かもしれない)デフレ対策を行う政治家が支持されなくなる可能性があるからだ。

だからもう少し続けたい。

物価を推し量るためには、消費者物価指数なるものがあり、英語でConsumer Price Indexと呼ぶので、略してCPIと呼ぶ。しかしこのCPIがくせ者で、さらに日本ではコアCIPとコアコアCPIがある。

コアCPIは生鮮食品が除かれる。理由は前述した通りだ。
さらにより正確なインフレやデフレの常態を推し量るものとしてコアコアCPIがあり、こちらはさらに食料とエネルギーを除く。

前々回の投稿のコメントで触れているが、日本でいうところのコアコアCPIを、国際的にはコアCPIと呼んでいるズレがある。日銀は姑息にもこのズレを利用して、コアCPIで物価上昇率達成を判断するつもりらしい。

どういうことかというと、中東の紛争などでエネルギー価格が跳ね上がったら、実際には日本の物価が上がっていなくても指数が跳ね上がってしまう可能性があるのだ。それを持って「はい、2%達成」などとして、金融政策の変更をする可能性がある。

『インフレを頭で理解しても、物価上昇に追いつかない賃金上昇に私は耐えられるか。私はうだうだ考えてしまうのだ』(2013/01/29)
http://newsyomaneba.seesaa.net/article/316848811.html

そのための地ならしかどうかは分からないが、マスコミはことある毎に正しい経済状況や政策を、まっとうに報道しない可能性がある。

しかも今回のランキングは、国単位では無く、都市単位でもある。東京が日本でも特殊な状況であることは誰もが分かっているが、前述のようなランキングを見せられてしまうと、「東京=日本」と思い込んでしまう可能がある。

実際、コアコアCPIではなくただのCPIで比較しても、日本のデフレ状態は分かるのが以下のグラフだ。どこよりも水平なのが日本。

消費者物価指数(年平均値)の推移(1980〜2012年) - 世界経済のネタ帳

ロイターなどは、きちんと今回の調査を担当したジョン・コープステイク氏のコメントを記載していた。

「東京の首位復帰は大きな驚きではないとし、その理由として、不動産価格や賃貸料の高騰などが考えられる。」

「日本の都市が上位を占めた主な要因は食パンなど一部の食料品やガソリンなどの価格が、ほかの都市に比べて割高だったため」

ほら、見事に食料とエネルギー価格が原因であることを、述べている。しかし、日本のマスコミはこの部分を意図的に記載しない(私が見た限りの各社のサイトでは記載されていなかった──が、これから掲載されるかもしれない)。

はっきりとは書かないが、それとなくミスリードをする報道が、最も達がわるい、と思ったニュースだった。
私の思い過ごしであれば、それで良いが…。




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2013年02月03日

AKB48が丸刈りで謝罪、恋愛を書いてなんぼの秋元康が恋愛を禁じて処女を売る気持ち悪さ

忙しくて投稿が疎かになってしまった。とにかく世界はニュースに溢れているので、毎回どれを取り上げるかかなり悩んでしまう。

──で、悩みすぎた結果、珍しく芸能ネタを取り上げてみようと思った。

そこで今回は、恋愛発覚を丸刈りになった動画を公開したことで謝罪したAKB48の峯岸みなみさんネタを投稿したい。

私も彼女の丸刈り頭のYouTubeは見たのだが、削除されたようだ。まぁ、奇妙な映像だった。

先に述べておくと、私はAKB48には全く興味がない。おじさんだから当たり前だが、どうみてもお子様の学芸会に、貴重な時間を割きたくないし、ましてお金など払いたくない、と思ってしまうのだ。おじさんだもの。

しかし、彼女たちを応援している人達を非難はしない。私だって若い頃は、山口百恵やキャンディーズや、その他諸々の芸能人に興味を持ったからだ。はまり具合の激しさの差こそあれ、誰にでも異性の芸能人に強く惹かれる時期があるだろう。ただ、私の場合は芸能人に対して淡泊なのか、入れ込むことは無かった。

さて、事の顛末を軽く復習すると、AKB48の峯岸みなみさん20歳(もう立派な大人ではないか!)が、今年の2月7日号の「週刊文春」に「お泊まり愛」として報じられたことがことの始まりだった。

AKB48は恋愛(当然セックスも)が禁止されており、峯岸みなみさんは2月1日付けで研究生に降格された。面白い制度だ。

「こいつ、セックスしたんだぞ」

と処分したわけだ。大の大人達が。面白い。そして謝罪の意を込めて、自ら(ということになっているが、私は疑念を抱いている)丸刈りにした姿がYouTubeで公開された。

公開された動画の削除もAKBグループ総支配人の戸賀崎智信氏が意のままにに管理しているということは、公開したのも彼らだろう。

ということは、この戦略は見事に当たった。つまり、掟を破ったアイドルに、肉体的な制裁を与えて公開することで、ファンの許し(同情)を得ることに成功した。同時に、AKB48の処女性(現実は別として、想定としてのバージン)をなんとかキープしたわけだ。

なんだかキモイ。

実はメンバーだけでなく、ファンでさえもこの恋愛禁止ルールには、抵抗があるらしいのだが、とにかくAKBの管理側はなんとか処女性を維持した。

恋愛の──いや、管理側の感覚で書けば──セックスの相手はEXILEの弟分グループであるGENERATIONSの白濱亜嵐(しらはまあらん)さん19歳だ。まぁ、ほぼ同い年だ。この二人は2011年9月に「もしもキミが。」という朗読劇で共演したらしいので、その辺りからのおつきあいかな?

芸能記者達の仕事とは言えその執拗さには驚くが、峯岸みなみさんが1月17日の深夜にタクシーで白濱亜嵐さんの部屋を訪れ、翌日の朝に再びタクシーで帰宅したところを捕らえた。まぁ、どうでもよい下りだけど。

そして写真もしっかり撮られてしまったため、本人も観念したのだろう。

いや、それだけでは無かった。峯岸みなみさんというのは、知人等の証言によれば、これがなかなかの「夜の仕切り役」と呼ばれるほどの行動をしていたらしい。

AKB48のプロデューサーである秋元康氏は、雑誌の対談で語っている。

「名前は出せないけれど、何回も目撃されたりしたという情報があるコには、『気を付けなさいよ』とか『どっちかにしなさいよ』って言ってあった。それなのに何かが起これば、イエローカード2枚目ということで解雇にせざるを得ない」

やはり彼が決めた掟なのか?

実際、AKB48の2期生である増田有華さんが、やはり週刊文春でDA PUMPのISSAさんとのお泊まり愛を報じられたときは、その後AKB48を脱退している。

驚くのはこの事に関して秋元康氏はラジオ番組で、

「僕は一度も言ってないんですよ、恋愛禁止条例って」

と発言している。おまえが言わなくて誰が言ったのだ?まさかAKB48のメンバーたちが自主的に掟をつくったとでも言うのか?

ちょっと驚きだ。ただ、秋元康氏が仕組んだのか、言わせているのか良く分からないが、恋愛禁止条例は自主的であるということにもなっているようだ。それを裏付けるかのように、「僕は言っていない」との秋元康氏の発言に対して、AKB48のメンバーであり総監督だという高橋みなみさんは、断固禁止だと主張した。

「普通の生活をしていたら、恋をするなんてのは当たり前で、むしろみんな応援するものじゃないですか。でも我々の恋は、応援されないですよね」

うーむ、そういうものなのかどうかは私には分からない。要するに、AKB48のメンバーは、セックスしていることがばれたら、ファンが離れてしまう、売り上げが下がってしまう、ということらしい。

どうもこの辺りの事情は、かつてモーニング娘が恋愛スキャンダルの連続発覚で没落した、という実績によるものだともいう。やはりそういうものか。

さて、面白いのは英国での報道だ。2日付けの英ガーディアン紙では、峯岸みなみさんの丸刈り写真を掲載して、

「峯岸さんの“犯罪行為”はボーイフレンドを見つけたことだった」

と報じた。そして、

「日本の若いアイドルは完全に品行方正であるとのイメージを求められている」

と分析した。また、英インディペンデント紙の見出しは、

「性行為を見つかって丸刈り」

ともっと分かり易い。そして、BBCも、

「丸刈りは日本の伝統的な謝罪の仕方だ」

と報じた。これで日本人で丸刈りにしている人は、英国人からは「ああ、何か謝罪しているのだな。」と思われるようになったかもしれない。あるいは「丸刈り、腹切り」とセットで覚えられたか。

さて、2日にはこの丸刈りの峯岸みなみさんが幕張メッセ(おっと、近所だ)で行われた握手会に現れてファンに対し謝罪した。

なぜ、ファンに自分の恋愛行為を謝るのか?つまりは、アイドルだからか。自分は不特定多数の男達の空想上の性の対象でなければならなかったのに、特定の男性とやっちゃいました、すみません、ということだろうか。なんだか却って恥ずかしい。

ファンの多くは、「丸刈りはやり過ぎだ」との意見だそうだ。まぁ、やり過ぎもなにも、そもそも必要がないとも思うが。

ここで峯岸みなみさんにステージに上がってファンに謝れ、と促したのが戸賀崎智信支配人であることを記憶しておこうか。私はこの男が怪しいと睨んでいるからだ。

そして戸賀崎智信支配人の思惑通り、ファンからはステージの峯岸みなみさんに声が掛かった。

「みぃちゃん!頑張れ〜」

よしよし、これでいい、と思ったかどうか。峯岸みなみさんは準備していたであろうコメントを語った。

「7年間近くいたAKB48を離れたくないという思いが一番浮かび、坊主頭になることを決断しました。許してもらうためになったわけではありません。」

この辺りの台詞はどうでもいいか。でも次の台詞は少々ひっかかる。

「皆さんの温かさを感じました。そういう人たちに2度と悲しい顔をさせたくない。これからもAKB48の峯岸みなみをよろしくお願いします。」

え?誰か「悲しい顔」したのか?この辺りのアイドル側の勝手な前提設定も気持ち悪い。意訳すると「特定の男性とセックスしてすみませんでした。これからも皆さんのアイドル(偶像)であるためにこれで(丸刈りで)処女だったことにしてください。」と懇願しているみたいだ。

そういえば、キリスト教でも、聖母マリアは処女じゃなければいけなかった。息子を産んだのだから、どう考えても不自然だが、信者たちのアイドルでいるためには、処女でなければならない、ということの大いなる前例だ。一方、イエスの妻であった可能性があるマグダラのマリアは、娼婦として貶められている。

ところで峯岸みなみさんのこの謝罪の内容について、やはり怪しい戸賀崎智信支配人が評価を与えている。

「ファンの皆さまの暖かい拍手に包まれ、峯岸の反省とAKB48への思いは、峯岸自身の言葉できりんとファンの皆さまにお伝えできたのではないか」

ああ、本当に不気味な大人の理論だ。そして、

「今回の件につきましては、改めて猛省を促すと共に、今後、ファンの皆さまからの信頼を回復し得るまで、峯岸自身の謝罪の念が消えることはないと思いますが、ファンの皆さまにおかれましては、今後とも、峯岸みなみ、およびAKB48の応援をよろしくお願い申し上げます」

やはりこいつは気持ち悪い。

一方、YouTubeの動画を見たファン達が、

「みいちゃんの誠意は十分に伝わったから、YouTubeの映像は取り下げてほしい」

と、これまた気持ち悪いことを言っている。「誠意」って何だ?よく分からない。久しぶりに芸能ネタを扱うと、分からない事ばかりだ。

すると、我が意を得たりとほくそ笑んだかどうか分からないが、戸賀崎智信支配人が、ファンの気持ちを考慮したとしてYouTubeの動画削除を決定している。

戸賀崎智信支配人とは一体何者なのか。実はこの度のYouTube動画公開は、彼のマッチポンプではないのか?

いや、もっと簡単に言えば、この度の動画は、戸賀崎智信支配人がひもで吊した「見せしめ烏」だったのだろうか。グループ内部に対する支配力顕示の意味もあったのだと思われるからだ。

ちなみにこの動画は、なんと約760万回再生されたという。実に多くの人が目撃したことになる。

目撃者たちの反応はまちまちだ。

「女の子なのにかわいそう」

「病気で髪が抜けていく人に失礼」

「学校のイジメや体罰を連想する」

ある記者は言う。

「ナチス占領下のフランスで、ドイツ兵と親しくしていたとして市民女性を公衆の面前で丸坊主にする残虐な事件が頻発したことを想起したり、連合赤軍の山岳ベースで遠山美枝子を“総括”して異性関係を吐かせて丸刈りにするなどリンチをくわえて殺害した事件を連想したりという声もある。ヤクザが指を詰めるのと同じだ、とも。峯岸さんの『自らやった』という言い分を信じるとしても、あの動画を公開したのはAKB運営ですから、どうしても暴力的なイメージに直結してしまう」

どうもこの記者は、私と同様、AKBの運営者側を疑っているようにも感じられる。

また、動画を撮影して公開したAKB運営者側に対して、

「何よりも、彼女が「誰にも相談せずにボウズにした」ことを知った時点で、運営側はあんな動画を撮るよりも先に、彼女の精神面のケアをするために病院に連れて行くなど立ち回るべきだったのではないだろうか。」

との意見もある。最も峯岸みなみさんが自ら演じたパフォーマンスだった可能性も否定はできないとしている。

またある記者は、AKB48がカルト的になっていると気味悪がる。

「研究生降格という処分だけでは、辞退した他のメンバーと比べて、ファンは“甘い”と言うかもしれない。でも、研究生になってでもAKBに残りたいかどうかと言われれば、これまで辞めていったメンバーは『別に残りたくない』という判断をしたのでしょう。峯岸は坊主にしても研究生降格でもAKBを離れない、と決断している。でもこれって一種の宗教ですよね。」

実は兼ねてからAKB運営者側は、メンバーのメンタルケア体制は整っており、専門の臨床心理士やスクールカウンセラーを何人も待機させているのだという。

しかし、この度の動画公開を見る限りでは、それらが嘘っぱちにしか思えない。前出の記者は言う。

「規約違反したからといって、自傷行為が正当化されるような団体は異常です」

これが普通の感覚ではないか。

また、AKB48については一家言あるという経済学者の田中秀臣氏は、『AKB48の経済学』なる著書もあるのだが、彼は言う。

「これはなんなのか?魔女狩りなのか?戦略なのか?そうだとしたらこんなカルト的な打算につきあいきれない。僕はアイドルを見たいのであって、“いじめ”を見たいのではない」

さて、今後はプロデューサーの秋元康氏が、何かしらの言動により、決着せねばならないかもしれないし、このまま黙ることを決め込むかもしれない。

そこに、興味がある。



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